ども。リーダーの堀井です。
今は大阪のホテルでブログを書いています。
様々な業種の方と議論し、目標設定に問題意識を持っていらっしゃる組織が多いと実感しました。
頑張っているのに報われない。
やらされ感しかない。
そんなときは目標設定に問題があるかもしれません。
自分の賞与が上がることだけを意識した甘い目標は、暗黒史の始まりです。
チャレンジを無くすことで組織は崩壊する
そんなステップをご紹介しましょう。
【組織を壊す目標設定のやり方】
■ステップ1:組織から目標が下りてくる前に、営業なら隠し玉を。その他の部署なら「いかに自分が精一杯か」という難解なロジックを用意する。
■ステップ2:組織が目標が下りてきたら難しい顔をして計算する。この時に、決して他人からの干渉を受けることや、ロジックを話すことはしてはいけない。
■ステップ3:目標発表の際に、ステップ1で仕込んだものを加味して甘い目標(容易に達成可能な目標)を設定する。
■ステップ4:目標査定の日、無事に達成できてことを上司から承認してもらう。安定した賞与、昇給をもらってハッピーエンド。
素敵ですね!お財布は温まりました。
ただ、これは暗黒の黙示録の序章に過ぎないのです。
この時に、組織ではどのようなことが起きるのかをご紹介します。
【チャレンジ無き目標によって、組織に起こる黙示録】
■ステップ1:組織全体で甘い目標が設定されたため、組織としての成長が鈍り、競合に離される。
■ステップ2:多くの人が目標を達成したにもかかわらず、競合の台頭によって顧客離れが進む。会計上は収入に対して支出が増える。
■ステップ3:顧客離れを阻止するために会社はチャレンジを要求する。が、現場はさらに隠し玉や難解で素敵なロジックを仕込む。
■ステップ4:真っ当にチャレンジするメンバーがばかばかしさを覚えて組織に愛想をつかす。
■ステップ5:管理職が責任を負わされ、日銭を追うことになる。顧客に「今回だけは」と頭を下げ、なんとか業績が回復する。
■ステップ6:翌年、管理職の「今回だけは」が通じなくなる。
■ステップ7:「自分の目標は達成しているのに報われない!犯人は誰だ!」と、他責が蔓延する
一概にすべてのケースが当てはまるものではありません。
ただ、どうも組織に元気がないな・・・と相談いただく組織の多くは、黙示録のステップ2~4に当てはまることが多い印象です。
そもそも目標とは誰の、何のためでしょうか?
自分の努力が会社から評価されるため、というのは当然のことです。
しかし、
組織の努力が市場から評価を受け続けるため、という視点は入っているでしょうか。
この問いが、目標の質を左右します。
自分の賞与や給与は、会社が持続的に利益を出すことが前提です。
一方で、自分がいかに正当に・公正に・平等に評価されるかどうか、という視点だけで目標を設定するのは危険です。
黙示録のステップを進めることになるからです。
頑張ってるのに組織に元気がない。
やらされ感ばかりで充実感がない。
そんなときは目標設定のプロセスを見直してみることをお勧めします。
チャレンジは、組織の元気を生み出す源です。そんなことを強く思った1日でした。
堀井