イスラムについて非常にわかりやすく説得力のある説明がなされている良書。しかし、日本のイスラム学者の対立はなかなか激しいものがあることがよくわかった。


「イスラムは異教徒に寛容な宗教」ではありません。イスラム教の教義は信者に対し、異教徒を侮蔑し、差別し、敵とみなし、異教徒も異教の象徴も攻撃するよう命じています。これは全ての人の信教の自由、平等を旨とする近代的価値とは相容れません。このイスラム教の教義を許容することは、近代的価値の放棄、自由で民主的な社会の崩壊を意味します。」

「イスラム教の教義は確かに、イスラム教による世界征服を信者に義務づけています。しかしイスラム教徒の大多数はそれを信じてはいても、ジハードを実行することはありません。イスラム主義はそれを咎め、「イスラム教徒はいつどこにいようとイスラム教の全教義を実践しなければならない」と促すイデオロギーです。」(『イスラム教再考 18億人が信仰する世界宗教の実相 (扶桑社BOOKS新書)』(飯山 陽 著)より)

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