戦争と原発(7) | 時事刻々

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はい。皆さん、こんにちは。
今日は、「戦争と原発」と題したシリーズものの第七部、アメリカ編です。
  
アメリカと戦う想定をしてもいいですが、全く無意味なので、アメリカと核について、そしてこれらと日本について、述べていきたいと思います。

考えて見れば、アメリカほど原子力の恩恵を受けて来た国はありません。


普通なら、「アメリカなんて、絶対許さない。いつか復讐してやる!」となるものですが、日本は違いました。

敗戦後70年、アメリカに誠心誠意尽くしてきましたし、これからもそうでしょう。


このように、日本がしっかりと声を上げていれば、トルーマン大統領さえも戦争犯罪者として問うことが出来るのです。

しかし、日本は原発二発で武士道も根性も吹き飛んだのか、「いえいえ、そんなアメリカの大統領様にそんなことを仰るなんて滅相も無い。」とばかりに、リップサービスする始末。

一方、アメリカは、原爆二発で、第二次大戦に勝利したのはもちろん、その後も戦勝国として安全保障理事会の理事国として、世界を牽引していく特権国としての地位をものにしたのです。
 
ここに、原爆投下直後の写真があります。
どうぞ、御覧下さい。
但し、一部に問題のある画像もあるので、嫌な人は、見ないで下さい。


今は人権にうるさいアメリカですが、この頃はそんなの欠片も見えませんね。





そう、アメリカにとって核、そして核兵器とは、何一つデメリットの無い、メリットだらけの最強兵器なのです。


》 原発が必要どうかの議論、原発がないと電気が足りないのかどうかの議論をするときに念頭に置くべきことは、そもそも日本に原発が導入されたのは「必要」だったからではないということです。アメリカの冷戦戦略、核戦争の準備の中で、日本の核アレルギーが邪魔になり、それを取り除くために「核の平和利用」の概念と利権を日本に持ち込んだ
   

一方、日本は、原発についてもアメリカに利用されまくってきました。
日本は原爆でやられて以来、核アレルギー状態にあったので、それを拭うために「核の平和利用」の概念を持ち込んで広めたのです。

そして、「核の平和利用」の概念が、原子力推進派や右派によって極度に広まったのが、現在なのです。

原子力推進派と右派・右翼は、「核の平和利用」を、アメリカの手先として進めて来たのです。


アメリカと日本の科学技術力の差は、こういうときに現れます。
海外はこれを、「日本の科学技術の凋落」と言い表しました。

》 いまだ終息が見えない福島原発事故に、東京電力が切り札として投入したロボットは米国製だった。世界中で稼働するロボットの過半数を擁し、産業用ロボットや二足歩行ロボットなどの技術面でもリードしてきたロボット大国ニッポンはどうしたのか。国民の誰もが疑問に思っている。海外メディアは「日本の科学技術の凋落」とまで報道している。
 
今回の未曾有の原発事故で明らかになったことは、万一事故が起きた際の、事後の危険を最小限に抑える配慮があまりにも足りなかったことである。

日本政府は「国民の不安を煽る」と言う言葉が独り歩きをしてしまって、必要なデーターまで発表されずに、かなり後になって発表されるからかえって不安を煽る結果になってる。大戦中の大本営と同じようなものであり、不安を煽ると政権批判に繋がると思い込んでいるのだろう。それだけ政府は日本国民を信用していない。
 
  
日本は、国が国民を信頼していないから、正しい情報もぽつりぽつりとしか出さないし、正しい情報が出されないから、本当に必要な研究開発もなされない。

こういう悪い循環は、どこまでいくのでしょうか。
本当は、福島第一発電所事故で終わりにすべきでしたが、まだまだ終わらないようです。

こういう悪い循環を断ち切るためには、もう原発そのものを無くすしかない、そういうところまでいきました。

後は、皆さん次第です。
皆さんの声が、政治を動かすと信じています。