【卒論】初回調査票の論文構想に盛り込む内容(1) | 『鈴太のノート』慶應通信を卒業した日記(経済学部編)

『鈴太のノート』慶應通信を卒業した日記(経済学部編)

慶應通信経済学部 68期秋組
2014年10月学士入学 2017年3月卒業(在籍期間2年半)

2017年春季卒論指導のための

「卒論指導調査票」提出期限まであと3日です。

 

平日にお仕事をされている方にとりましては、

この土日が勝負といったところでしょうか。

 

さて、厳密に言いますと、

「調査票」自体には連絡先ですとか、

指導何回目ですとか、

「特に深く考える必要が無い内容を記載」、

となっていますので、

こちらにつきましては

特段苦労することはないかと思います。

 

で、肝心になりますのが調査票に添付します

「論文構想」となるのですが、

 

2回目以降につきましては

前回指導からの進捗をまとめるだけですので、

それほど悩むことも無いかと思います。

 

「前回の指導から何もやっていません」

では、困りますが、

論文構想内の進捗内容によって

「指導が受けられなくなる」ですとか、

調査票の内容次第で

「卒業予定申告許可や卒論提出許可が決まる」、

などといったことも無いかと思います。

(2回目以降は卒論指導自体が重要)

 

ですが、初回調査票の論文構想につきましては、

これは「かなり重要な位置づけ」となっています。

 

初回調査票の論文構想次第で、

・卒論テーマが(一応)決まる

・卒論指導の先生が決まる

・本指導、予備指導、再提出が決まる

となるのです。

 

内容によって、もし「準備不足」とされましたら、

再提出、予備指導となり、

卒業までの在籍期間が「半年単位で延長」となります。

 

また、いざ本指導になりましたら、

よほどのことが無い限り、

指導の先生が変更になるほどの

大きなテーマ変更は認められなくなります。

(若干の軌道修正は十分に可能)

 

卒論活動は最低でも1年半以上かかることになりますから、

安易にテーマを設定してしまい、

後になってから

「このテーマではダメだ!失敗した!」

と後悔することが無いよう、

慎重にテーマを決める必要があるわけです。

 

で、本題です。

 

以前、ある方の論文構想を拝見する機会がありました。

(注:普段、レポ・調査票・卒論等の添削は行っていません)

 

それはまだ提出前の「論文構想」だったわけですが、

大まかな文章構成としまして、

 

まず1行目での書き出しが、

「私は卒論で○○について調べたいです。」

という1文で始まり、

 

そして、何故その方が○○について「調べたい」のか、

「○○に対する熱い想い」が

論文構想の3分の1ほどに渡って書かれていました。

(熱烈ラブコール)

 

そして残り3分の2ほどでは、

「○○についての概要」と言いますか

説明について延々と書かれており、

 

最後の方の「2行」で、

「○○について□□の文献を使っていろいろと調べてみたいです。」

 

と締められていました。

 

「論文構想」の文章構成量

・お題に対する熱い想い  → 30%

・お題についての概要説明  → 70% 

・卒論のアプローチ方法  → 2行

 

といった感じです。

 

ですが、これですと、

 

「あなたが○○について好きなことは分かりましたし、

良く調べていることも分かりました。

で、肝心の卒論はどうやって書くんですか?

 

となるわけです。

 

「論文構想」とは、「研究計画書」なわけです。

 

従いまして、そこでは、

「私はこの内容に沿って論文が書けるんです」

ということを「具体的に示すこと」ができなければなりません。

 

「私は○○について興味関心があるんです!」

「私は○○についていろいろと調べてみたいんです!」

 

という内容だけですと、

「あなたは本当に

このテーマで卒論書けるんですか?」

となりますし、

 

よしんば本指導に進むことができたとしましても、

実際、自分自身、

「何をしたら良いのか分からない」

ということにもなりかねないのです。(経験談)

(続く)

 

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