いま愛を語ろう -2ページ目

いま愛を語ろう

本当の愛を探しています

「夜中には読むもんじゃない」作家さんといえば、
私の中では故・池波正太郎氏が代表格にあたります。
「鬼平犯科帳」「剣客商売」が代表作といえば、知らない方いないんじゃないでしょうか。
江戸を舞台に色んな人間模様が描かれた名作なのですが、さてこれが何故夜中に読むもんじゃないのか。
池波氏というのはその筋にはちょっと知られた食道楽のお人。
作中にもその食道楽を発揮した食の描写が半端ありません。これがまた脳裡にまざまざイメージ再現される綿密な描写っぷり。
夜のお供に寝床に文庫を持ち込んだ、うら若き乙女だったかつての私。
読んでるうちに眠くなるどころか
「なす田楽食いたい!!」「鶏牛蒡鍋食いたい!」「ああぁあ、もう和食ならなんでもいいよ腹減ったよ!!」
と丑三つ時に焼きおにぎりをせこせこ焼いて、ダイエット中とほざいては親に呆れられる、青春の日々でありました。
長じて昨今、いつか池波先生の食道楽ツアーしたいなぁ、と妄想しつつ、時代劇チャンネル観つつ、揚げ出し豆腐で熱燗をちみちみ飲む、りっぱなおやじ(女性)ができあがったとさ。
ちなみに現在もダイエット中です。無理だぁ…