ダーク「魔王、貴様に俺の全てを叩き込んでやる!!」
ダーク「覚悟するんだな!!」
魔王「たとえ装甲が無くなったとしても貴様達はこれで十分だ!!」
空に魔方陣が描かれる
ジーク「また何か来るぞ!!」
ダーク「分かってるさ!!」
魔方陣から巨大な手が現る
禍々しい黒い炎の手が
ジーク「でけぇ・・・・・・・」
巨大な炎の手はゆっくりとフィールドを覆いつくしていく
モノクル「おい、あんな攻撃喰らったら俺達終わりだぜ?」
ダーク「奴がどんな技を使おうと関係無い!! 全て消し去るだけだ!!」
モノクル「そうだな!!」
ジーク「お前本当に面白いな!! 気に入ったぜ!!」
魔王「フハハハハハハハ!!! この技を喰らい生き残ったものは誰一人いない!!」
魔王「これで終わりだ!!!!」
モノクル「こんなんで死んでたまるか!!」
モノクルは辺りの風を全て操った
風はやがて一つの大きな竜巻となり巨大な手にぶつかり火花を散らす
モノクル「いけぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
ジーク「そうだ!! 俺達はこんなところで終わりやしない!!」
ジークの身体から紅蓮の炎が放出される
その炎は上空で少しずつ姿を変えていく
その姿はまるで不死鳥、紅蓮の炎が不死鳥へと変化していく
ジーク「お前がどんな力で俺達を押そうが、俺達皆の力で押し返すだけだ!!!」
今度は紅蓮の不死鳥が巨大な手にぶつかり火花を散らす
ジーク「いけぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
バーーーーーン!!!
モノクルとジークの攻撃により魔王の攻撃を打ち消した
空に描かれた魔方陣が少しずつ崩れ去っていく
魔王「なん・・・・・・だと?」
バタンッ!! モノクルとジークが倒れる
モノクル「俺達の持っている力を全てぶつけたからな・・・・・」
ジーク「あぁ、もう立てるほどの力なんて残ってないぜ・・・・・」
ダーク「大丈夫か!?」
ダークが二人に駆け寄る
ジーク「来るな!!」
ダーク「え?」
ジーク「俺達は大丈夫だ!! ただ力を使い果たしただけ」
ジーク「お前にはまだやるべきことがあるんじゃないのか?」
ダーク「・・・・・・・そうだったな」
ダークがニヤリと笑った
ダーク「これで全て終わらせるぜ!!」
そう言うと空高く飛び上がった
ダークの両手にあるチェーンソーが闇の力を纏い巨大なチェーンソーへと変わる
魔王「俺だってこんなところでやられるわけにはいかないんだよ!!!!」
魔王の腕が剣へと姿を変える
その剣はライトが刺されたときの物
どうやら魔王はその剣を自らの身体に吸収したようだ
ダークのチェーンソーと魔王の剣(腕)がぶつかり合う
互いに一歩も引かず己の力をただひたすらぶつける
だが同等の光と闇の力がぶつかったことによりこれまでにない凄まじい爆発が起きた
魔王「ぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
ダーク「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・くっ!!」
ダークが吹き飛ばされた
魔王はダメージを喰らうもののその巨大な身体により吹き飛ばされることはない
爆発によって辺りが辺りが煙に包まれた
魔王「くっ!! 何も見えん!! 奴は何処に行った!!」
ダーク「これでチェックメイトだ!!」
煙の中からダークの声が聞える
魔王「そこかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
魔王の胴体から赤いビームが放たれる
だがそのビームは何かにぶつかりすぐに消えてしまった
魔王「何ッ!?」
魔王「だがこれで・・・・・・・・」
魔王「え?」
魔王の目の前に超巨大で禍々しい、鎌を持った死神がいた
死神は魔王に鎌を振りかざした
魔王の悲鳴が響き渡り辺りを血の海に変えた
そう、ようやく終わったのだ・・・・
この長い戦いが・・・・・・
ダーク(ライト・・・・・・・・・これで全部終わったぜ)