バラの草垣のむこうに
私の欲しいものがあるなら
たとえそのとげが私を切り裂き
私の体中が傷で覆われようと
私はいばらの垣根をかきわけていこう
魂の叫びにはさからえない
自分の大切なものは自分で決める
魂を売り渡さないことの代償ならば
その傷も その痛みも
甘んじて受けよう
自分の大切なものを求め続け
たとえイバラが私をへだてようと
私は何とかかきわけてみよう
傷つきぼろぼろになるかもしれない
けれどそれが自分の魂を保ち続けけることであるなら
甘んじて受けよう
どんなに傷つきぼろぼろになっても
やがて死が訪れてくれる
来たるべき来たるかたちで
やがて死が訪れてくれる
だからどんなに傷つき ぼろぼろになろうと
辞さない
私は私のもの
by ミミchan