「二・二六事件」について書いてみたいなあ~、と思うけれど、何分知識がないし、もっとよく調べないと書けない…
当たり前、当然のことを言っております、スミマセン
とても思い入れの深い本があります。
下村湖人の『次郎物語』という本です。
北海道に住んでいた祖父が当時小学生だった私に一冊、また一冊と、プレゼントとして関東地方に住んでいた私に送ってくれたんです。
『次郎物語』は全部で5巻ありましたから、最終5巻目が私の手元に届いたのは小学校5年生くらいの時だったかな。
最初の1巻目を読み始めたのは小学校2年生の時だったかな…、3年生だったかな…。 今となってはすっかり忘却の彼方です…
とても手応えのある本で、大学生になるまでに、全5巻を3回は読み返しました。
第一部、二部では、里子に出され、愛情の飢えに苦しみながらも周囲の暖かい眼差しの中で成長していく、少年次郎の話
第三部、第四部では「朝倉先生」という心の師と出会い、次郎は青年期の心を磨き、深めていく
第五部は、第四部で軍国主義が強まっていく時勢を批判し教職を追われた「朝倉先生」を郷里佐賀から東京まで追いかけ、「朝倉先生」が新しく始める「友愛塾」の助手として働く次郎の姿
…を描いている。
ああ、説明が長くなってしまったわ…。
とにかくその第五部に「二・二六事件」が出てくるのです。
この『次郎物語』は作者下村湖人の人生が色濃く反映されています。
モデルも実在の人物だったりします。
主人公「次郎」は幼少期~青年期の湖人自身、
「次郎の父、俊亮」「朝倉先生」は教育者としての湖人の理想像。その振る舞いや姿、言葉から、下村湖人の教育思想や哲学を伺い知ることが出来ます。
その他、
海軍を志す次郎の友人「新賀峰雄」=のちの海軍大将「古賀峯一」(山本五十六の後任)
「友愛塾」の理事長「田沼先生」=青年団運動指導者「田沢義鋪」
※「二・二六事件」の際、田沢義鋪は親友であり、当時内務大臣であった「後藤文夫」を車に乗せ、自分は弾除けになる覚悟で皇居に送り届けました。
《参考サイト》
■人と思想〈昭和の危機を救った友情〉-後藤文夫・田沢義鋪、
二・二六事件余話- 富田 昌宏
「自分はいつもしっかりと目を見開いて、無意味、愚かな戦争へと傾いていきそうな時には、それがちゃんと止められる力になろう」
この『次郎物語』を読んで、若かりし頃の私はそう決意したものでした。
今がまさにその時、そんな時代がやってきたのかと思います。
当時はこんな時代がやって来るとは夢にも思っていませんでした…
一体何が出来るだろうか…
日々考えます。
高い志は持って生きてきましたが、
「紆余曲折」 なかなか人生は一筋縄ではいきません…
《全て意味があることなんだ》
私は私のペースで、
一日一日大切にして、
自分に出来ることを少しずつでもやっていきたいと思います。
多くのブログで有志の方々が危機的状況を日々、たくさん伝えてくれています。
皆さん、ありがとうございます
いつも大変お世話になっています
「真実をしっかり知る」ことにより、無用な争い、戦争を避けることが出来ます。
また騙されて、同じ過ちを繰り返し、自分を傷付け、人を傷付けますか
真実をしっかり見極め、踏み留まりますか
無知で愚かでいれば、足許を見られて、あっという間に騙されます。
平和や幸福は与えられて当たり前ではなく、自分たちの力でつかむもの。
神様、今日も穏やかな日々を下さいましてありがとうございます 感謝します
どうぞ神様、私たちを助けて下さい
導いて下さい 救って下さい お守り下さい
by ミミchan