明けて9月7日(金)、起きたら電気復旧していないかなあとの期待もむなしく、相変わらず停電中。

 

 北海道の半分くらいで電気復旧しているとのこと。ラジオを聴きながら、編み物を続ける。息子は外で遊び続け、娘たちはお絵かきやスライムづくり。停電で、YouTubeやゲームができないとたまに不満をもらすものの、こどもたちは結構楽しく過ごしていました。昼近くなって、夫が「携帯でテレビ見られる!」「札幌の清田のほう、液状化現象で大変そう。」と知らせてきました。夫婦そろってガラケーですが、テレビは見られるということをすっかり忘れていました。もうちょっと早く気づいてもよさそうなもんですが、あんな小さな画面で見ようとは思わなかったので、丸1日以上気づきませんでした。

 

 我が家はオール電化なので、もし地震が冬場だったら寒くて大変なところでした。もし地震が冬だったら、火事の可能性もあるしもっと被害が大きくなっていたことでしょう。真冬でも真夏でもなくてよかった。台風の後だったことは、不運でしたが。

 

 停電のため、料理はすべてカセットコンロ、ごはんは圧力鍋で炊きました。カセットガスの買い置きがたくさんあってよかった。今回は比較的幸運に恵まれていたようです。うちは太陽光発電システムがあるので、太陽が照っている間は、携帯やタブレットを充電する程度はできました。生憎、ずっと曇っていたため、炊飯器その他の機器を使えるほどは発電できませんでした。午後にママ友のスマホの充電が0%になったというので、充電してあげたら、チョコスナックくれました。おやつが底をついていたので助かりました。

 

 1日目もそうでしたが、2日目も夕方になるとなんとなくおもてに出て、ご近所さんと井戸端会議。昭和みたいだねえ。

 

 2日目の食事は、

朝:ロールパンにきゅうりとゆで卵を挟んだサンドとインスタントスープ

昼:白米、豆腐と玉ねぎとわかめの中華スープ

おやつ:焼きおにぎり、べっこう飴、ベビースターラーメン

夜:白米、韓国のりフレーク、玉ねぎとわかめのサラダ、無限ピーマン、きのこのバター炒め

 

 おやつは、夫が街の様子を偵察がてら買ってきてくれたベビースターラーメン。近所のスーパーやセーコーマートは閉まっており、一軒だけ開いていたセブンイレブンも真っ暗で、食料はほぼなく、「からしやシャンプーしかない。お菓子がちょっとだけ。」とのこと。昼の残りごはんで焼きおにぎりを作り、娘たちは綿あめ用のブルーのザラメでべっこう飴を作りました。実は、ママ友からもらったポテチやチョコスナックがあったのですが、いつまでお菓子が買えない日々が続くかわからないので、温存しておきました。

 

 18時の日の入り前に夫が、アウトドア用品の中からランタン2つを出してきました。そういうもの、あるなら昨日から出して!明かりがあるだけで、日の入り後の生活がだいぶ違って、夕食後も編み物したり、絵を描いたりできました。クーラーボックスや蛇口付きの水タンクもそうですが、災害時、アウトドアが趣味だと何かと役立つものがあります。ランタンは余震で倒れると危険なので、かなり注意が必要ですが。

 

 そして、7時半ごろついに電気復旧。通電時、一気に電化製品がつくと心配だったので、家のブレーカーを落としていました。なので、電気復旧した時すぐには気づかず、夫の「電気復旧してない?」という言葉で初めて気づきました。外を見ると、町のあちこちの窓に明かりがつき、街灯もオレンジに光っていました。子どもたちも大喜びで、1つ1つブレーカーを上げていきました。

 

 息子は安心したのか、自分の部屋で寝ましたが、娘二人はこの日も私の部屋で寝ました。腰が痛い…。~地震3日目につづく~