夏休み2日目は、子どもたちと醤油工場見学に行ってきました。小学校の家庭教育学級のイベントです。醤油を作る工程は一度見てみたいと思っていたのでかなり楽しみにしていました。

 

 工場は、明治時代から続く築100年くらいのレンガの蔵もあって、いい雰囲気でした。駐車場を降りたとたんにお醤油の香り。工場の中を回ると、お醤油に甘い香りの混ざったみたらし団子みたいなにおいがしたり、麹のにおいがしたり、箇所によって香りが変わって面白かったです。ちょっとにおいが強すぎで人によってはくさいと感じるところもありましたが。

 

 

 醤油をしぼる工程では、写真のような白い四角柱のタワーにもろみが積み重ねられて、醤油がしぼられていました。しぼりかすのにおいもかがせてもらいましたが、お醤油とはちょっと違ったいいにおい。私はお酒の匂いだと感じましたが、子どもたちは「レーズンのにおいだ。」「葡萄酒のにおい!」とそれぞれ感想を言い合い、工場の人に「さすが、子どもたちは鼻がいいですね。」と言われていました。いい発酵をするとイチゴやメロンのような甘酸っぱいかおりになるそうです。

 

 

 工場見学前に、ビデオや工場の人から工程や醤油・味噌についての説明を聞きました。醤油は濃口醤油が主流だけど、関西のうすくち、東海のたまり、しろしょうゆ、九州の再仕込み醤油などいろいろあるそうです。そういえば、種子島に引っ越した妹は、「こっちは醤油が甘い!」とびっくりしていたっけ。

 味噌の説明もちょっと聞きました。私は名古屋出身なので赤味噌といえば八丁味噌だと思っていたので、どうも札幌で売られている赤味噌は味が違うなと思っていたのですが、八丁味噌と赤味噌はまた別物だそうです。八丁味噌は麹も大豆で作られている豆味噌で、いわゆる赤味噌は普通の白味噌を熟成させ、メイラード反応が進んで色が濃くなったものだそうです(細かく言うと違いは熟成期間だけではないみたいです)。どおりで味が違うはずだ~。白味噌ももっと甘いものだと思っていたら「それは、京都の白味噌のことですね。米麹が使われているので甘いんです。」と言われました。結婚するまで八丁味噌100%で育ってきて、北海道に来てからはスーパーで田舎味噌と書かれているものを買っていたのですが、初めて、一般的な白味噌と赤味噌の定義がわかりました。私が思っていた白味噌・赤味噌とは別物だったんだ!種子島の妹は、毎年手作りの麦みそを送ってくれて、これもまた甘味が強いです。味噌といっても多種多様ですね。

 

 

 子どもたちは、資料館の昔の道具に興味を持ったようでした。特に昔のおかねに大喜び。「あんまり触らないでください。」と叱られていました。

 

 工場見学で醤油のにおいを嗅いでいたらすっかりおなかがすきました。見学後は、みんなでランチ。25人ほどが一度に入れるお店がなかなかないので、焼肉バイキングを予約していました。小上がり席だったので、親子でゆっくり焼肉、デザートを堪能しました。バウンサーもあって赤ちゃん連れでもゆっくりできてよかったです。自分自身、食べるのに夢中で写真は撮りませんでしたが、女の子たちはデザートのアイスクリームが10種類くらいあって、大喜び。空になったアイスのカップでタワーができるほどでした。男の子たちは食べきれないほど肉(特にサイコロステーキ)を取り過ぎで、母たちに叱られていました。やっぱり男子ってアホ。