外資系5社経験マーティングディレクターのアレコレ放浪記

外資系5社経験マーティングディレクターのアレコレ放浪記

外資系5社でマーケティング経験を積んできた筆者の、最新のマーケティング業界動向や、マーケティング教育、キャリアデベロップメントに関することを中心に書いています。
時々、趣味のキックボクシングや、ファッション、スニーカーについても触れたいなと。

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Bonjour! 

 

さて、外資系の中途面接の攻略法の第2回目です。

 

まず面接は相手が誰であれ、人間対人間のコミュニケーションである事に変わりありません。

 

その為、私の場合は感覚的に面接終了時の段階で、

「あ、今回は通ったな〜。」

「今回は相性が悪かったからダメだな〜。」

と行ったことが経験的に分かるようになりました。

 

ほぼ9割分かります。

 

求められるのはコミュニケーション能力であり、相手(面接官)に受容してもらうための短期的努力なんです。さて、具体的にどんな心構えや準備をすべきなのか。

 

まず、スーパー基本的な所から、

 

#1: 面接時間には遅れない!

必ず10分前までには先方オフィスに到着する。少し前に到着することで心の余裕をきちんと作り出す。また、私の場合は、直前で受ける会社のウェブサイトやPR掲載記事などを見て、こちら側から振ることのできる話のネタを2つ3つ用意しておきます。

 

#2: 挨拶と笑顔と礼儀!

すごく日本的な事を書きますが、これらは世界共通です。特に外資系でも最初の面接は日本人の人事担当者であるケースが9割以上。日本人同士の礼節わきまえた行動はあなたに好印象をもたらします。

 

#3: 服装は相手の会社や受ける職種に応じて!

人間の情報処理分野では(諸説ありますが)約85〜87%の情報は視覚から入ってくると言う事はよく知られています。そのためには、髪型、化粧、服装を適時適切に整えておく事は当然です。しかし、私の場合はファッションや広告業界で面接を受けることが多いので「意図的にスーツを着用しない」事を心がけています。

 

 

私の場合は、他に何人もいる候補者からの意図的な差別化という事で、意図的に「ジャケットの下はTシャツ」「革靴ではなくスニーカー」といったハズしを作ります。もちろんご本人が持つセンスに依存する事も多いですが、私の場合は

 

 

「あ、この人は画一的ではない。」

「この人はゲームチェンジャー(何かを変える人)に違いない。」

「クリエイティブな印象に見えるぞ。」

 

 

という印象操作のため、意図的にそうしています。

(しかしながら、金融機関や営業職などスーツが必須な場合も多いと思うので、あくまで「私の場合は」というレベルで参考にしてください。)

 

ここで言いたかった事は、新卒向けの採用ブックに書かれている基本事項は、それはそれできちんと抑えておきましょう。その上で「ピリリと利かせたスパイスメラメラ」をどのように振りかけられるか」を意識した方が良いと言う事です。

 

何故?

 

他の候補者と同質化しないためです。

 

次回は面接に向かう前に、頭の中で整理しておきたいポイントを話します。

 

Ciaoパー

 

 

 

 

Buona sera!

 

今日は外資系に転職したい方に向けた面接の攻略法についてお話しできればと思いますウインク

 

まず、以前お話しした語学同様に、面接を突破するのに完全無欠な攻略法はないという事をまずは一番最初にお伝えしたいと思います。ただ、経験的にこう言う時にうまく行くなという感覚を持っているので、それを可視化してみようと思います。

 

私は、過去に外資系を5社転職して来ました。

 

その過程で受けてきた面接の回数だけで言ったら、おそらく70 - 80回には昇るのではないでしょうか。一般的な働き方をしている方、例えば、1社に対して長い期間、立派にお勤めの方にはなかなか経験できない事だったりしますポーン

 

通常、外資系への転職の場合は、平均的には3回程度の面接が普通です。私が経験した上級管理職になると、1社に入るための面接で7回も受けさせられることもあります黒猫理由は日本法人だけでは判断できないから。アジア地域オフィスや、グローバルオフィスの意見も多分に影響が出てきます、上のポジションに行けば行くほど。

 

よって、語学ができない方はこの途中段階で、既に篩(ふるい)にかけられているわけですね。

 

【一番大変だった面接の実例】

 

1) 日本法人🇯🇵 人事部 実務担当者

   ↓

2) 日本法人🇯🇵 カントリーマネジャー(直属上司)

   ↓

3) 海外本社🇫🇷 営業責任者(副社長)

   ↓

4) 海外本社🇫🇷 マーケティング責任者(副社長)

   ↓

5) 海外本社🇫🇷 人事責任者 (副社長)

   ↓

6) 日本法人🇯🇵 人事担当者(取締役)

   ↓

7) 日本法人🇯🇵 最高責任者 (代表取締役社長)

 

一体何なんだ・・・最終的な決定権者はいったい誰なんだと思いますが、それだけ厳しく見る会社もありますよ、という参考例としてみてください目

 

最終的にはキャリアや経験だけでなく、面接の合否は、人間性を見られている場合が多い気がします。結局、キャリアや経験値は、最初に提出する書面である程度は把握できるモノ。そのフィルターを通過した上で面接に至っているわけですから、最終的には人間性や、カルチャーフィット(企業文化への適合性)、ケミストリー(化学反応)を見られているケースが多いと思います。

 

私の経験上、面接で重要なのは「相手の話を聞く事耳

自身の実績を強くアピールすべく、話し過ぎてしまうケース猫あたまこれは大抵失敗に終わるコトが多いと言うのは私が経験値として感じている事です。

 

次回は、「面接に何を準備して臨むべきか」を述べたいと思います。

Ciaoパー

 

 

 

 

「強さを知ることは、弱さを知ること。」

 

外資系でブランドマーケティングを

経験してきた筆者は、

直近までフランス系高級消費財ブランドで

いわゆるディレクター(部長職)で、

働いていました。

 

私は外資系で転職に次ぐ、

転職を重ねてきて

36歳でディレクター職を

手に入れました。

 

そうなると、

やはり奢りや傲慢さが顔を

出し始めます。 

 

「自分には出来るのだから、

他人にもできるはず。」

 

という何とも

自己中心的な物差しで、

人を判断します。

 

いわゆる

「強者は立場の弱い者の、

気持ちを推し量れない」

という典型に陥っていました。


これはマネジメントとしては最悪ですドクロ

 

多分、こういう上司って多いですよね。

昔から、自分も上司と馬が合わないことが

多かったですが、振り返ると

「部下やチームに対する洞察力の低さ」

がやはり原因だったのかな、と。

 

 

話は変わり、半年くらい前から

私は「キックボクシング」を 始めましたグー

 

周りからは「何処に向かっているの?」

と良く尋ねられます。

どこに向かっているのでしょう。

 

ただ、キックを始めて気づいたのは

「強さを知ることは、

弱さを知ること。」

 

 

キャリアで今まで順風満帆に

階段を登ってきた人間である私には

そうでない人間の気持ちを

推し量ることを忘れ、

強者の論理を押し付けるだけでした。

 

しかし、人の上に立つレベルになったら

その人の立場、弱さ、苦しさまでも理解して

あげられなければいけませんびっくり

それがマネジメントスキルとして大事。

 

恥ずかしながら自分は、管理職から

離れて少し経って気づきました。

それもキックボクシングを通じて。

 

キックボクシングを学ぶ中で、

「自分は強くなっている」

思う以上に

「自分の弱さ」

認識するのです。

 

人の上に立てば立つほどに、

自分の弱さを理解し、他人を思いやる

事のできる、そんな管理職で

ありたいですよねウインク

 

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の

とは良く言ったもので、

上に立てば立つほど勉強不足や、

経験不足に悩まされ、

謙虚になる姿勢。

 

とても日本人らしい姿勢ですが、

大事にしたい。

 

まだ20代の方がいらっしゃったら

今こそ言いたい。

 

時間のある今だからこそ、

仕事以外で「学びの時間」を作りましょう。

何でもいいです。

 

何でも試してみることをお薦めします。

私の場合は、それが

キックボクシングでしたグー

 

様々なジャンルから得た事が、

自分のビジネスに繋がっている事に

ふと気づくことがあると思います。

 

 

それでは、また。

Ciaoパー

 

Buona sera!

 

前回までは、「埼玉純粋培養」の自分が

どのようにして英語を学んできたかを

記しました。

 

今日は、「日本語脳」と「英語脳」に

ついてです。

 

私も直近まで勤めていた会社では

10人の部下のうち、

2人がヨーロッパ人でした。

 

彼らは日本語が話せないので、

会議は自然と英語にスイッチします。

これは外資系では至極当然。

 

最近思うのは、

「日本語で話す時」と

「英語を話す時」で

自分の性格が違うような気がする事が

ままあります。

 

正確に言うと、性格が違うのではなく、

英語を話す時に、すごく表現が

ストレートになりますゲラゲラ

 

日本のビジネスマンは

(これはひとつの美徳なのかもしれませんが) 

相手の気持ちを慮って、良いも悪いも

オブラートに包んで表現する

傾向にありますよね。

 

これは空気を読みながら言葉を選ぶ、

日本人らしい心遣いだと思いますし、

決して悪いことでは

ないかと思いますが。

 

個人的には、、、わかりにくいあせるあせる


「えっ、今のって結局どっちなの?」


「えっ、これ進めていいの?ダメなの?」

 

言の葉とは、自分が表現したいことの7割しか

伝わらないと聞きます。

 

母国語ですらそうなのですから、

第二言語ではなおさらです。

 

なので、英語を話すときは

基本、表現は直球ストレートです野球


「これは承認できない」

「これは素晴らし過ぎるアイディアだ」

「あなたにはこれを、いつまでにして欲しい」

 

個人的にはそれでいいんだと思っています。

その方が間違いなく理解してもらえるから。

 

ただ、私の場合は、その外国脳のまま

日本語を話す癖がついてしまいました。

 

シンプルに、ストレートに表現しすぎる。

 

それが、人からは「キツイ人」と

思われるみたいで、それが悩みですがしょんぼり


外資系でお勤めの方、バイリンガルの方、

「あぁー、何となくわかるわぁ」

って方いますかね。


語学の話は、今日でおしまい。


それでは、また。

Ciaoパー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Bonjour!

さて、外資系で生き残るための、英語ネタ第3回目です。

ビジネス現場での実践とは別に、私が英語学習のためにしている事ですニヤリ

 

1) パーソナルコーチを付ける

2) 英単語アプリで日々の学習

3) Podcastを活用したリスニング

4) 映画やドラマを通じた学習

 

ひとつひとつ行きますね。

 

1) パーソナルコーチを付ける

何だか筋トレのような響きですが、簡単です。私の場合は、大手の英会話学校ではなく、個人で小さくやっている英会話学校を選びました。コストも割安です。私の場合は、月4回レッスンで12,000円、レッスン単価は3,000円となります。この学校には、かれこれ7年間くらい通い続けています。

 

私のパーソナルコーチとなってくれているのは、50代後半のフィリピン人女性。彼女はもともと、編集やPRの仕事をニューヨークでしていた事もあり、割と広告業界の話も出来ますし、何より政治が好きな方なので国際政治の話をよく交わします。中長期に亘ってお付き合いできる、信頼できる先生。まずはそういった存在を見つけましょう。

 

最近は、フラミンゴみたいなマッチングアプリから、お気に入りの先生を探してレッスンを申し込む事もできますね。(私はまだ利用した事ないのですが)

フラミンゴ

 

2) 英単語アプリで日々の学習

私はiPhoneにいくつか英語学習アプリ入れていますが、単語の勉強で使っているのは「私の本気英単語」というアプリです。これはレベルに合わせた単語学習ができるので、たまにネイティブレベルの英語を話す妻とも、ゲーム感覚で楽しんでいます。

本気!私の英単語 大学受験編

 

3) Podcastを活用したリスニング

私は通勤時間の約20-30分の時間をリスニングに充てています。いくつか英語関連でよく聞いているのが、1) NHK World Radio Japan 2) TED Talks Daily 3) バイリンガルニュースです。特にバイリンガルニュースは、トピックの選び方や日本語と英語ごちゃ混ぜのトーク形式は斬新です。明るく聡明なマミさんと、ちょっとシニカルなアメリカ人マイケルの織り成す独特の世界観は、英語の勉強抜きにしても楽しいはずです耳

 

4) 映画やドラマを通じた学習

いつかは字幕抜きで映画やドラマ観てみたいですよね。私の場合は、すでに何度も観てストーリーや台詞を覚えている作品を、「字幕なし」で観ます。例えば、NCISみたいなアメリカ系ドラマは既にストーリーを覚えているので、字幕を消して観ます。そうすると、自然と英語脳になりますね。

 

私もネイティブや、帰国子女には遠く及びません。なので、実は日々の地味な作業を大事にしてます。何事もコツコツやるに勝ることはないですもんねビックリマーク

 

次回は、日本語を話している時と、英語を話している時の二重人格(!)について書いてみます。

 

それでは、また。

Ciaoパー