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艶がについていろいろ。
基本、翔太くん推しです。

再読・・・やと思うんやけど、内容は全然覚えてなかった(笑)。
もう15年くらい前に読んだんかな、と、思ったら初版は2010年って、結構新しいな。

著者の別シリーズは結構読んでるので、読んだつもりやったけど積読リストに入れたまま読んでなかったんかな・・・。

さて、では。
和菓子って面白いなあ!
「栗丸堂」でも「和パティシエール」でも和菓子をテーマにしてるけど、この話が一番しっかりした和菓子なのかも。
季節のお菓子も都度都度説明してくれはって、とにかく食べてみたい。
ほんで、和菓子の知識は全然ないのに、この話の説明を読んでいたら
「だいたいこんな感じなのかな・・・?」
と、想像できるのもすごい!!

食べたい! 和菓子を食べたい!! それも、ぱくぱくって食べるんじゃなくてちゃんと落ち着いてしっとりと食べたい。

ややこじつけみたいな駄洒落みたいな繋がりで、ひとつの小さな世界を作り上げるのね。
知識があれば確かに楽しいし、なくても楽しめるっていうのも素敵。
和菓子と俳句が似てるっていうのは、確かにそうなのかも。だって、季節を大事にしているっていうところから似ている。

こなしvs練り切りの話も面白かったなー。
関西vs関東の話が基本的に面白いねんね・・・。(*´з`)
こなしも練り切りもサッと出てけえへんので申し訳ないけど、とりあえず関西在住なので関西派のものを見てみたい。


そして相変わらずちょっとヒネッた、と、いうか、残念なキャラが登場するね。
アンちゃんも何気にすごい変わり者やと思う(笑)。
「誰かに何かを『やりなさい』」と、言われてるうちは云々っていうのも、
「あー! わかる!!」
と、激しく膝を打った。

やりなさいって言われてるうちは面倒臭いしうっとうしいんやけど、それすらも言われなくなってやるべきことを自分で判断せねばならなくなったら、そらもう、「やりなさい」って誰か言ってくださいって思うよね。
だってその方が楽やもん。

あ、でもそれは個人差があるんかな。私は若いころに(?)散々自分でやろう自分でやらなければとバタバタした結果何一つうまくいかず、今となっては
「やりなさい」っていう指示待ち
状態になってる。・・・し、それでいいとすら思ってる。(;^ω^)

これもまた一周回れば何かが変わるかな。
どうなんかな。
指示されてるばっかりでも結局嫌なことは従えないもんね・・・。うわお、自分勝手やな・・・。

閑話休題、「みつ屋」に関わる人はみんな苗字に花がついてるのがミソなの(特に理由はないやろうけど)。
見た目クールで中身乙女な立花さんめっちゃ素敵。こんな友だちがほしい。

じわじわくる著者の本なので、じわじわ読もう。
とりあえず続編をリクエストだー!


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■茫洋

[ト・タル][文][形動タリ]広々として限りのないさま。広くて見当のつかないさま。


■薯蕷

薯蕷製とは、つくね芋を使った生地を指します。


(2017.04.19)