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艶がについていろいろ。
基本、翔太くん推しです。

エタニティブックス繋がりで読んだ、初めて読む作家さん。
読んでいて文章にストレスも感じないし、チョイチョイ吹き出すくらい面白かったけれど、まあ、次はいいかなー。(;^ω^)

ヒロインの一人称で繰り広げられる恋愛小説はこのレーベルにはようけあるけど、地の文もまるまるヒロインの主観なのはなかなか珍しいなあと思った。
そこが面白かったので、軽くて読みやすい恋愛小説ちゃうかな・・・。

でも、
「もう、いいかな」
と、思えるのは、今回の舞台が結婚相談所やったところかな。恋愛小説を読んでてなんやけど、
他人の恋愛ネタはものすごいどうでもエエな・・・
(矛盾してはりますやん)
ちゅうところかも。(;^ω^)

いやいや、他人の恋愛ネタを小説で第三者的に見ているのはいいよ。
誰かと誰かをとりもつ、とか、そういうのは(小説であっても)めんどくさい・・・(笑)。

また、相談してくる男性とも、そのお相手の女性とも面識があるヒロインという、めちゃくちゃめんどくさい展開・・・。笑
このめんどくささを(めんどくさいめんどくさいうるさいな)どういう風にまとめるのかとそちらのほうがひやひやしたけど、わりとうまくまとめはったと思う。

あれ以上、
「私もあの人が好きやけど身を引かないとダメ」
ちゅうような、星の瞳的な女子ドロドロをやられるとこれまためんどくさいし、結局は円満解決やったのがやや強引かなと思わなくもないけど、このくらいがエエわ!!

ちゅうことで、中盤はどうなることかと思ったけれど、すべてがまるっと解決したので読了感はよし。
お相手の須藤さんのキャラがややつかみにくかったので、そこらへんはチャンネルが合わなかったのかなと。

そして著者は南関東ご出身とのこと。
読みながらも
「この話の麻衣ちゃんは、著者ご自身がモデルかな?」
と、思っていたけれど、あながち外れていないのかも。

エタニティブックスにしては字も多くて本も分厚かったかも・・・。読み応えはあったな。
ルージュやけど、エロそのものは軽かったかな(いや、それも感覚がおかしくなってるのか。笑)。

だって、カネモチ、温泉、露天風呂ときてわりと淡泊な展開になったと思うよ(笑)。
これだけのものがそろったら、それだけで1冊ぐらい使いかねへんやろう、エタニティブックスのルージュやったら(笑。誉め言葉)。

それにしても須藤さんは28才か・・・。しょうがないけど若いなー。
せめて35才くらいにしてほしかったー!!

作中で、麻衣ちゃんが鞠乃ちゃんのことを「可愛い」と、いうわけやけど、なるほどこういうたおやかな女性や「守ってあげたくなるような可愛い女性」が古来からもてるのは、
たとえ草食男子でも「たくましい男性」に、見えるからか!

うわー、妙に納得してしまった。
確かに「守ってあげたくなる女性」は、同性から見ても可愛らしいけれど、それを男性が求める理由が「自分を強く見せるため」ちゅうのは、言いえて妙かもな~。

賛否両論はあるやろうけれど、したたかな女性を相手にしてもそれを良しとできる懐の広さを、女性は男性に求めるのかもしれへんな。
常に自分優位に立てるために女性を位置づけるというのは、うんうん、イラッとするかも。笑

ほんで、この話の須藤さんは草食系なんだかS属性なんだか最後まで掴めなかったー。
このふり幅というか、掴めなさが味なんやろうけどね。

(2017.04.22)