どうしても感想を書きたいけど、ツイッターでは文字制限が邪魔をするので、たったこれだけの為にブログ開設。他にやることあるだろうに。

その感想というのが、先日発売されたUNISON SQUARE GARDENの最新アルバム『MODE MOOD MODE』について。



キリンさん。ゲート潜れなくて不戦敗しそう。


ユニゾンは僕が世界一かっこいいと思っているバンド。かっこいいの定義はたくさんあるけど、全て当てはまってると勝手に思っているし、勝手に好きになって曲を聴くし、勝手に最高と信じてライブを見に行く、そんなバンド。

ここまでガッツリハマったのは3rdアルバム発売の頃だからもう大学生だったか。思春期に聴いてたら今以上に、それこそ狂信者になってたかなと思ったら高校ん時にセンチメンタルピリオドでもう知ってたし好きだったわ。DNAに刷り込まれてる。

閑話休題。


今回のアルバムは、シングル以外の曲、及び曲順が事前告知無しの為ネタバレになります。万が一読んでる人がいて、ネタバレすんなおらぁって人がいたらごめんなさい。




①Own Civilization(nano-mile met)
一曲目は『⁉』枠というのは発売前のインタビューを読んで知ってたので、わくわくしながら再生。

僕「⁉」

グランジというジャンルに関してもう全く興味ないんですけど、この手の音楽をユニゾン流に昇華して聴かせられると「かっこよ。すき。」ってなる。

前作のエアリアルエイリアン程の奇抜さはあまりないけど、今までにないかっこよさが出ていて結構気に入ってます。

サビの高音に乗った『差し出された手は噛み千切るけど』『馴れ合いならば他所で頼むぜ』という歌詞が最高に田淵さんの歌詞で最高。副題が7枚目というように聞こえるのも最高に最高。1曲目から語彙が仕事しないけど大丈夫か?


②Dizzy Trickster
1曲目があれなら、次は絶対にユニゾンっぽい疾走ロックが来ると思ってました。こういう期待は裏切らずに安心させてくれるからこそ、存分に楽しめるのよね。

3人のガチの演奏力が全て詰め込まれているこの曲。どこを切り取っても彼ららしさしかなく、できることをやってるだけの余裕があるからか、手数が多くても重心が軽くなり過ぎない。これだけ速いBPMでもメロディが潰れず綺麗に広がっている。なんでシングルじゃねぇんだ…?

ここでも『差し出された手は掴まなかった』らしいので、本当に、スタンスのブレないバンドだなと感服。

どんな想いを込めてるか知らないけど、勝手に受け取り勝手に解釈します。これは僕がユニゾンに対して思うことそのまんまの曲です。歌詞のすべてが代弁してくれています。


③オーケストラを観にいこう
めちゃめちゃ好き。

構成に生のオーケストラが使われているので、展開は史上最高とも言えるほどに壮大。このバランス感覚はレミオロメンにも引けを取らないのでは?楽器とコーラスのスキルが上がっているからこそ、違和感なく溶け合っている。

死ぬほどポップなこの曲は、なんといっても歌詞が好き。焦れったい可愛い恋の歌。胸キュンソング。アラサーの枯れた心臓にも容赦がない。

壮大なオケと親しみやすいテーマのギャップが、名曲中の名曲たらしめる理由だろう。これもシングルで出てたら反響凄かっただろうな。


④fake town baby
血界戦線のあれです。シュガーソングがバズったことで、また先代OPはバンプが務めてたのもあり、ハードル滅茶苦茶高かっただろうなと。

結果、パンデミックサドンデスやBUSTER DICE MISERYをも超える滅茶苦茶かっこいい曲が現れました。Aメロで鼻血出た。初手流血はさすがに初めて。

がっつりロックやってるんだけど、メロディの強さが楽器の圧に負けてなくて、田淵さんの作曲能力には鳥肌が治まらない。決して怒り狂ったり投げやりになってるわけではなく、今を受け入れて後は楽しめよっていう、アニメの世界観と僕の世界観(は?)にマッチしたメッセージを勝手に受け取りました。

「甘いか苦いかは君が決めろよ」ってフレーズ、ずるいよね。

サビ前の3小節と、2番Aメロのキメ、齋藤くんの放つ「お待たせ」がたまらないです。


⑤静謐甘美秋暮抒情
おしゃれ枠ですね。打って変わってしっとりと透き通った曲。よくfake town babyから繋げられるな天才かよ。

曲名は初見で読めました。正解が公表されてないので合ってるかは知りません。せいひつかんびあきぐれじょじょう。

手数は少なめで、それによって生まれた空白が季節感をより形作っている、これもあまりユニゾンには無かった曲。間奏で拍を見失いそうになるやばいことしてるけど、なんで雰囲気壊れないの?天才?

アルバムタイトルとの繋がりがまさかこの曲にあるとは思わなかった。モードなムード。メロディ含めてこのフレーズは僕もお気に入り。


⑥Silent Libre Mirage
配信シングルにして、男水の主題歌。前奏から漂う水の感覚。ユニゾンの中でも群を抜いて爽やかな曲。

相変わらずの手数の多さ、必殺の『ゴミくず』『さっさと構えろ』といった刺々しいフレーズが、なんでこんなに爽やかになるのか。

やっぱタイアップなだけあって、水泳を意識させる描写が多く盛り込まれてるんだけど、ちゃんと主張したいことを曲げずに歌っているのがわかる。むしろユニゾンのスタンスをここまで直接的に表す曲ってあんま無くないか?桜のあとやシューゲイザースピーカー並にわかりやすい(断片的なフレーズでなく曲としてという意味です)。

最大の聴きどころは、ラストのSilent Mirageのハモリ。美しい。


⑦MIDNIGHT JUNGLE
「かっこええぇえええいひぃいいい↑↑(。∀゜)」

⑧フィクショいやさすがにこれだけは駄目だろう。
でも本当に、聴いたが最後、かっこよすぎて無限に聴けてしまう。高速シャッフルビートが織りなすスピード、Bメロのコーラス隊の『もったいない』、サビ前の『煉って千切って桜吹雪』、サビラストの『テキーラ!』の言い方、何をとってもかっこいい。

どうやら既にライブで何度か披露しているらしく、僕も早くライブで見てみたい。絶対に映えるし、僕はその場で崩れ落ちるだろう。


⑧フィクションフリーククライシス
僕から言わせれば、1曲目よりこっちのが『⁉』枠。今アルバム一番の問題児。どう段階を踏んだらそんな展開が思いつくんだよ。

歌詞は一応、言ってる意味はわからないこともないかなぁくらい。ただしCメロ、お前は駄目だ。突然のテンポチェンジからの『自意識がクライシス迷子!』ここが一番かっこいいの卑怯。からのBメロ裏の演奏は読解するのもやめました。こんなに曲に置いてけぼり食らったのは初めてです。

しかしこの曲、絶対にこの位置にこの曲調で存在しなければならない。なぜなら…


⑨Invisible Sensation
フィクションからこの曲への繋ぎがあまりに完璧すぎるからです。まさかアルバム聴いてて曲の繋ぎで「うわぁあああなんだそれ凄すぎ天才かよおおお」って声に出す日が来るとは。

ボールルームのやつです。アニメ見てないので多くは語れませんが、世界観にとても合ってるそうで。サビの歌詞とか確かにそんなイメージある。

しかしここで言っておかなければならない。この曲は絶対にフルで聴くべき。アニメサイズだけじゃ駄目だ。

まずイントロの時点で頭おかしくなるくらいかっこいいんだけど、2番Aメロでガラリと雰囲気変えて、Bメロで元に戻って、Cメロ〜最後まで容赦なく盛り上げていく構成…シュガーソングくらい売れてもおかしくないぞマジで。

結構残酷なこと言ってるんだけど、最後には前向きになれる、そんな歌詞がまた素敵。


⑩夢が覚めたら(at that river)
8分の6拍子のバラード。エモ枠。

非常にシンプルな構成で、歌詞もわかりやすい。別れを歌う斎藤くんの歌声が真っ直ぐ胸に刺さる。

こういうしっとりした曲を、散々やかましかった曲たちの後にちゃんと持ってくるこのセンスよ。しかもただしっとりしているのではなく、最後に『Flashback of that river』と連呼する熱さも持ち合わせており、聞き流させない力がある。天才。


⑪10% roll,10% romance
まさかこんな終盤に位置づけられるとは。てっきり前半に来ると思ってたので予想外。

これもボールルームのやつです。凄まじいスピードで曲が展開する上にキメも多く、超早口だし完全にコピバン殺し。ライブではメンバー全員涼しい顔してやってましたね。人間か?

この曲は解釈の仕方がたくさんあって、僕はその中でもラブソングということにしている。シングルリリース時の帯コメント『4年後もどうせ君が好き』、歌詞の『だってこんな君を近くで見れるのは有史以来僕だけで十分だからさ』という部分、他にもラブソングと解釈できる要素が多い。全く違う捉え方もあると思うので一つの見方程度に捉えてほしい。

実はこの曲、ユニゾンの中でもベスト3に入るくらい好きになってしまいました。決め手は歌詞と、ラスサビの半端ない高揚感。ちなみにベスト3は割と変動します。


⑫君の瞳に恋してない
曲名でやられた。これはずるい。

アルバム中、オーケストラと並んで底抜けにポップで、ピアノとホーンが入った明るすぎる曲。対して歌詞は割と暗かったり。苦みが効いてて、どこぞのひねくれ者が作ったのかと笑ってしまう。

曲名の時点で掴みは完璧、更にこの曲はコードとメロディの構成が完璧ときたから役満状態。特にコード進行はよく考えられてるなと思いつつも解読できてません。ただのカノン進行やない…どうなっとるねん田淵さんの頭ん中。

極めつけに、アルバムの頭で散々『手を掴まなかった』くせに、最後の最後で『僕の手握っていいから』とは…。後味が良く、アルバムの締めにふさわしく、てかどこまで考えてアルバム作ってんの?天才?(語彙)



…といった感じで、簡単に感想を書き殴りました。

とにかく、曲のクオリティだけでなく、アルバムそのもののクオリティが高すぎる。曲順と曲の繋ぎが肝。シャッフル再生とかしばらくできん。いつも収録順で聴いてる。


文章が下手なので、実際吐き出せてない気持ち、ここがまたええんじゃよっていうあれ、まだ結構ありますが、だいぶスッキリ。あとは最近アルバムを買ったという妹にでも、聴きながらあれがいいこれがいいと煩く捲し立てて発散します。

最後に一つだけ。


かっこよ過ぎません?できれば斎藤くんのネクタイに転生させてください。