~~ほくろ~~
日本語では古く「ははくそ(母糞)」と呼ばれていました。
「母胎内でついた母親の糞」の意です。
通説では鎌倉時代初期に色名の「くろ(黒)」と混じり「ははくろ(母黒)」という語が生じ、ハワクロ→ハウクロ→ホウクロという音韻変化を経て室町時代末期にホクロになったと言われています。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
』参照
~~ほくろ原因~~
紫外線
ほくろの細胞が増える原因は、主に紫外線にあります。
メラニン色素(メラノサイト)は、必要以上の量の紫外線から、人間の細胞が傷つくのを防ぐためのものです。
日焼けの仕組は紫外線が当たると細胞が活性化し、紫外線を吸収するためメラニン色素を作り出します。通常、細胞の働きはここまでですが、細胞が活性しすぎたり、メラニン形成細胞自体が傷ついてしまって誤作動を起こすと、日焼け程度では済まずに細胞自体や色素が増えすぎています。
~~母斑細胞性母斑(ぼはんさいぼうせいぼはん)~~
母斑細胞母斑とはほくろの医学的な病名で、良性の腫瘍になります。
母斑細胞母斑はほくろのメラノサイトがなんらかの異常で急激に増加してしまった皮膚の病変部位です。
母斑細胞母斑は細胞自体が増えるほくろなので、盛り上がり大きくなります。
色も肌色のように目立たないものから、薄茶色のものがあります。
また治療方法で、小さいほくろはほくろレーザー治療 が行えますが、 5mm以上の大きさの盛り上がっているほくろは再発したり治療痕が残りやすいので 切除手術をおすすめする場合があります。
美容的に気になる、盛り上がっていて引っかかる、また、悪性かどうか心配な場合、まずは専門の皮膚科医ご相談する事をおすすめします。
母斑性細胞母斑は良性の腫瘍ですが、悪性黒色腫と見分けがつきにくいものも時々あります。悪性腫瘍の場合は、メラニン細胞ががん化してしまったものです。
~~ほくろとがんの違い~~
一般的にいうほくろは良性のもので、がんになることはありません。がんになるものは悪性黒色腫やメラノーマともいいます。ほくろとは違い色素細胞メラノサイトが悪性腫瘍化したものです。
メラノーマとは悪性黒色腫とよばれる皮膚がんの一種です。
~~ほくろと電気治療法~~
高周波を利用した電気メスでほくろの組織を削り取る方法です。大きさや深さにより浅く削ったり深く削ったりする事で、手術より傷跡を目立ちにくくする事が出来ます。
電気メスのある施設に限定されます。
5mm~6mm位のほくろがこの方法に適しています。