30日間お疲れ様。

社会に出るということは、大人になるということ。大人になるということは、しっかりしなくてはいけないということ。髭をそり。ボタンを留め。マナーモードに設定したら。いってきます。靴のかかとは踏んではいけない。

僕は特技とか必殺技とか武器をもっていない。平和主義者だから。自慢のモノはたくさん持ってるけど。これだけは誰にも負けないなんていくらなんでも恥ずかしくって言えやしない。

でも一つだけ武器あったんす。「人生諦めが肝心」の諦め。見極めみたいなことで。諦めることは得意でした。

小学校から始めたサッカーも、中学校で手にしたギターも、高校で目覚めた英語への魅力も、大学で…大学はなんもなかったけど。全部。全部途中で諦めた。自分にゃ無理だ。自分の力じゃここまでだ。その見極めは絶妙なものでした。

今回も早速、必殺技を使おうと思う。

諦めること、諦めます。一年で辞めるのは難しそうなので。三年…やってみます。三年やって、またなんか諦めます。




天気のいい日の過ごし方。いろんなことを考える。いろんなことを諦める。そんでいろんなことを笑いあう。そんな自分を笑いあう。

とかく一ヶ月お疲れ様でした。

4年前の今頃、故郷から出ていく度に涙を流し、4年前の今頃、時間があればすぐに故郷に帰っていました。
4年後の今、この街から出ていく事がひどく淋しく、4年後の今、もっと時間があれば、もっとここにいたいと思っています。

京都がそう思わせるのではなく、あなたがそう思わせるのです。愛媛がそう感じさせるのではなく、あなたがそう感じさせるのです。


僕の故郷はあなたです。故郷がどこかではなく、故郷が形ではなく、故郷が誰かになる事、故郷があなたという存在になる事を、人がいう青春、僕の想う青春だと思うのです。

だからありがとう。ずっとありがとう。サヨナラじゃなくて。有難う。ここに有る事は難しいけど、ここに有りたい気持ちを込めて。有難うございました。大好きです。


昨日、僕の大切な人の大切な人が、星になった。


その人と僕は会ったこともないし、見たことすらない。でも僕にとって大切な人だ。


その人がいなかったら、僕は僕の大切な人に出会えなかった。その人がいなかったら、僕は今恋をしていなかった。その人がいなかったら、僕は今愛を知らなかった。


だから、おばあちゃん。ありがとう。あなたが生まれてきてくれて、長生きしてくれて、恋をして、愛し合って、幸せを繋いでくれて、ありがとう。会ったことはないけれど、僕はあなたに感謝します。会ったことはないけれど、僕はあなたを愛しく想います。


なんでもない今日が、哀しいけれど感謝の気持ちでいっぱいになり、幸せな一日になりました。


ありがとう、僕の大切なおばあちゃん。