ブログ訪問ありありがとうございます。
グルメに関するあたらしい話題です。
ぜひ楽しんでくださいね。
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北海道産真昆布を手に取り、品定めする土居成吉さん=大阪市中央区の「こんぶ土居」(中井美樹撮影)(写真:産経新聞)
【それゆけ!ラーメン部】
大阪のご当地ラーメン作りを目指し、産経新聞大阪社会部の記者たちが勢いだけで結成した「大阪ラーメン部」。人気ラーメン店「カドヤ食堂」店主、橘和良さんの全面協力の下、大阪人がこよなく愛する「甘辛」と「始末」をコンセプトにしたラーメン作りが続く。
大阪本社6階にある編集局フロア。「スープの甘みって、どうやって出せばいいのかな…」と悶々(もんもん)とつぶやく中井美樹の肩を同僚記者がたたいた。
中井が振り向いた先にいたのは、社内でも親しい間柄の北村博子。「実は橘さんとは昔からの知り合いやねん」。その縁もあって、橘さんが脱サラして始めた「カドヤ食堂」に10年来通い続けており、橘さんのラーメンのすべてを知る人物といっても過言ではない。
ラーメン部員の誰一人、そのことを知らなかったが、旧知の仲で、しかも橘さんのラーメンに一家言を持つ彼女の舌を生かさない手はない。
半ば強引にスカウトされ、晴れて新入部員となった北村。彼女に与えられた初仕事は、大阪市中央区の空堀商店街にある老舗昆布(こんぶ)店「こんぶ土居」への直撃取材だった。
「だし文化」が根付く大阪にあって、ご当地ラーメンにも良質の昆布を使いたいという橘さんも同行し10月上旬、取材に訪れた。創業100年の伝統を代々受け継ぐ有名店。出迎えてくれたのは3代目店主、土居成吉さん(66)だった。
「ラーメンに合う昆布ってあるんですか?」。いきなりストレートな質問をぶつけた北村に、土居さんは笑顔で「大阪のラーメンといえば昆布。そう思ってもらえたのはうれしいです」と語った。
人気グルメ漫画「美味しんぼ」に登場したことがある土居さん。「昆布だしこそ日本の食の基礎。絶やしてはいけない」。だしへの強いこだわりは、化学調味料に変わりつつある日本の食卓の危機感の表れでもある。
「堅苦しい話はこれくらいにして、まずは昆布のおいしさを知ってもらいましょうか」
土居さんが取り出したのは、前日から水に漬けていた北海道産の真昆布と日高昆布。火にかけ、沸騰直前に昆布を取り出し、お湯をカップに注いでくれた。
最初に味わったのは日高昆布。「昆布らしい良い味ですね」と橘さん。続いて真昆布のだしをいただく。100グラム1800円という最高級昆布。口に含むや否や、橘さんがうなった。「全然違う。口にすっとなじんで、すごくうまみが出てますね」
北村も試してみる。うまみが舌の上を転がり、口全体に広がっていく。深みのある日高昆布とはまた違った優しい味だ。次に、煮干しだしを加えたものをいただく。「合わせた方がよりうまみを感じる。相乗効果やなあ」と橘さん。
大阪の食文化を語る上で欠かせない「昆布」の存在の大きさに改めて気づかされ、感心する2人。すると、土居さんから「ところで、橘さんはラーメンに昆布を使っておられますか」。
「もちろんです。昆布でしか出せないうまみがありますから。前の日から水出しして使っています」
橘さんによると、トリやブタの旨味(うまみ)成分であるイノシン酸を生かすため、昆布の旨味成分、グルタミン酸は必要不可欠。味が濃いため昆布の風味はストレートには伝わらないが、味の土台として重要な役割を果たしているという。
「化学調味料は見せかけのおいしさは得られても、体に染み入るような深い味わいはないですからね」
昆布を知り尽くす“プロ”の言葉はだれよりも説得力があった。北村はメモを取りながら「究極の食材」への手応えを感じた。
【プロフィル】北村博子 ちょっぴり大人の香りが漂う女性。本人の希望で年齢は非公表。
【プロフィル】中井美樹(34) 泉州生まれ、泉州育ち。少々ぼんやりしている三姉妹の長女。
※この記事の著作権は、ヤフー株式会社または配信元に帰属します
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101114-00000533-san-soci
グルメに関係したビデオも紹介しています。
上記の内容とは、直接は関係ないのですが、おもしろそうな内容なので、追加で紹介しています。
北海どんどんのお取り寄せ
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北海道産真昆布を手に取り、品定めする土居成吉さん=大阪市中央区の「こんぶ土居」(中井美樹撮影)(写真:産経新聞)
【それゆけ!ラーメン部】
大阪のご当地ラーメン作りを目指し、産経新聞大阪社会部の記者たちが勢いだけで結成した「大阪ラーメン部」。人気ラーメン店「カドヤ食堂」店主、橘和良さんの全面協力の下、大阪人がこよなく愛する「甘辛」と「始末」をコンセプトにしたラーメン作りが続く。
大阪本社6階にある編集局フロア。「スープの甘みって、どうやって出せばいいのかな…」と悶々(もんもん)とつぶやく中井美樹の肩を同僚記者がたたいた。
中井が振り向いた先にいたのは、社内でも親しい間柄の北村博子。「実は橘さんとは昔からの知り合いやねん」。その縁もあって、橘さんが脱サラして始めた「カドヤ食堂」に10年来通い続けており、橘さんのラーメンのすべてを知る人物といっても過言ではない。
ラーメン部員の誰一人、そのことを知らなかったが、旧知の仲で、しかも橘さんのラーメンに一家言を持つ彼女の舌を生かさない手はない。
半ば強引にスカウトされ、晴れて新入部員となった北村。彼女に与えられた初仕事は、大阪市中央区の空堀商店街にある老舗昆布(こんぶ)店「こんぶ土居」への直撃取材だった。
「だし文化」が根付く大阪にあって、ご当地ラーメンにも良質の昆布を使いたいという橘さんも同行し10月上旬、取材に訪れた。創業100年の伝統を代々受け継ぐ有名店。出迎えてくれたのは3代目店主、土居成吉さん(66)だった。
「ラーメンに合う昆布ってあるんですか?」。いきなりストレートな質問をぶつけた北村に、土居さんは笑顔で「大阪のラーメンといえば昆布。そう思ってもらえたのはうれしいです」と語った。
人気グルメ漫画「美味しんぼ」に登場したことがある土居さん。「昆布だしこそ日本の食の基礎。絶やしてはいけない」。だしへの強いこだわりは、化学調味料に変わりつつある日本の食卓の危機感の表れでもある。
「堅苦しい話はこれくらいにして、まずは昆布のおいしさを知ってもらいましょうか」
土居さんが取り出したのは、前日から水に漬けていた北海道産の真昆布と日高昆布。火にかけ、沸騰直前に昆布を取り出し、お湯をカップに注いでくれた。
最初に味わったのは日高昆布。「昆布らしい良い味ですね」と橘さん。続いて真昆布のだしをいただく。100グラム1800円という最高級昆布。口に含むや否や、橘さんがうなった。「全然違う。口にすっとなじんで、すごくうまみが出てますね」
北村も試してみる。うまみが舌の上を転がり、口全体に広がっていく。深みのある日高昆布とはまた違った優しい味だ。次に、煮干しだしを加えたものをいただく。「合わせた方がよりうまみを感じる。相乗効果やなあ」と橘さん。
大阪の食文化を語る上で欠かせない「昆布」の存在の大きさに改めて気づかされ、感心する2人。すると、土居さんから「ところで、橘さんはラーメンに昆布を使っておられますか」。
「もちろんです。昆布でしか出せないうまみがありますから。前の日から水出しして使っています」
橘さんによると、トリやブタの旨味(うまみ)成分であるイノシン酸を生かすため、昆布の旨味成分、グルタミン酸は必要不可欠。味が濃いため昆布の風味はストレートには伝わらないが、味の土台として重要な役割を果たしているという。
「化学調味料は見せかけのおいしさは得られても、体に染み入るような深い味わいはないですからね」
昆布を知り尽くす“プロ”の言葉はだれよりも説得力があった。北村はメモを取りながら「究極の食材」への手応えを感じた。
【プロフィル】北村博子 ちょっぴり大人の香りが漂う女性。本人の希望で年齢は非公表。
【プロフィル】中井美樹(34) 泉州生まれ、泉州育ち。少々ぼんやりしている三姉妹の長女。
※この記事の著作権は、ヤフー株式会社または配信元に帰属します
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101114-00000533-san-soci
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上記の内容とは、直接は関係ないのですが、おもしろそうな内容なので、追加で紹介しています。
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