　京都府在住というある方のブログを拝読したところ、「テレビ放送が地上波・BSともにディジタル放送(デジタル放送とも)へ完全に移行したのが2011年だったか」との旨の記事があった。

　当初全国一斉にテレビをディジタル放送に完全移行する予定だったが、『東北地方太平洋沖地震』及びそれに因り引き起こされた『東日本大震災』で被災された方々に配慮し、一部地域では2012年3月末までアナログ放送を見られるようにしたと記憶する。栗山町にある拙宅の場合まずは1階の「居間」のテレビをディジタル放送対応のモノに変え、それまでそこで使ったアナログテレビを子供部屋に移した後(ノチ)にディジタル放送対応のDVDデッキを接続してディジタル放送を視聴できるようにした。そして社会人になってから北広島市某所にある仕事の拠点の個室にディジタル放送対応のテレビを設置して視聴するときがあったものの、FM North Wave(北海道内の民間放送FMラジオ局の1つ。以下、North)を本格的に聴き始めてからは仕事の拠点にテレビがあってもまったく見なくなってしまった結果「置物」と等しくなってしまった為栗山町にある拙宅の子供部屋に持ち帰ったという訳だ。

　ちなみに、テレビ放送が完全にディジタル放送へ移行した頃の僕は大学院生だった。その頃は生活の中でテレビを「まったく」見なくなることを想像していなかったけれども(「野球中継」を聴く習慣が無い為、夜の時間にテレビを見る機会が幾分かあった)、今の生活に於いてはテレビを殆ど見ていない感がある。勿論テレビにはテレビの強みがあるけれども、「良い番組」という点にFocusを当てて申し上げるならばラジオ番組の方が圧倒的に多い。且つ民間放送にのみFocusを当てて申し上げると「自社制作番組」がテレビよりも圧倒的に多いことが強みとしてあるのでより楽しい番組が増える。僕にとって。また、テレビの「データ放送」についても前述のディジタル放送対応のDVDデッキを購入してチューナー代わりに用いていた頃から強みは感じたけれども、今思えばその利用目的は「最新の天気予報」の確認以外に無いような気がした。加えて、現在のSmartphoneを持ってからは天気予報のアプリケイション・ソフトをインストールしてそのウィジェットを表示させることで(exempli gratia: vide infra)最新の天気予報を確認できるようになった為(これで、もし天気予報を聴きそびれても少し安心だ)、生活の中でテレビを見る機会が殆ど無くなってしまった感がある。

ラジオ放送についてもディジタル放送への移行について取り沙汰されたことがあるけれども、もしラジオ放送もディジタル放送へ完全移行するならばそれに対応する受信機が必要なのか否かが少し心配になる。

　いずれにせよ、テレビがディジタル放送へ移行してから今月で13年が経ったのかと思うと、時の流れの速さを感ずる。

完全移行から13年