一日も早い適用を！

今だ成されていない高校無償化の朝高適用問題について、11/8に全国の朝高校長会が談話を発表されました

それについての朝鮮新報社の記事です

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「高校無償化」　朝高校長会が談話を発表

「無償化」速やかな適用を

院内集会に先立ち、全国朝鮮高級学校校長会の談話が発表された。
朝鮮学校への「高校無償化」制度適用が遅れている問題で、全国朝鮮高級学校校長会代表、朝鮮学園理事長、朝高生、保護者らが８日、記者会見を行い、一日も早い適用、実施を求めた。
文科省は、８月末、前首相の指示を受け、朝鮮学校に対する「無償化」制度適用の審査手続きを再開していた。しかし、２カ月以上が経った今も審査は終了しておらず、一部の新聞などでは、朝鮮学校に関するわい曲した報道がなされている。
これに対し朝高校長会は、談話を発表。いまだに審査が終了せず適用の決定がなされていないことに遺憾の意を示し、外交上の理由や政治的な思惑で、実施から１年半が過ぎた今でも朝鮮高級学校に通う生徒たちだけが除外されるという深刻な民族差別が続いていることは、あまりにも理不尽だと指摘した。また、意図的に偏向報道を繰り返し、記事をねつ造してきた「産経新聞」を批判。文科省がこうした歪曲記事に惑わされることなく、「無償化」制度の趣旨や政府の統一見解、自ら示した基準にのっとり、公正かつ速やかに審査し、朝鮮高級学校生徒への「無償化」を一日も早く実施することをあらためて強く求めた。
東京朝鮮中高級学校の李那優さん（高２）は、「無償化」問題で「いろんな大人たちに翻弄され不安を抱えている」としながら、望むことは民族教育を安心して学べることだと訴えた。また、審査が再開される前に、生徒たちが国家賠償請求訴訟を起こす準備を進めていたことに触れ、自らも原告に名乗り出ていたことを明かし、「とても勇気が必要だったが、少しでも問題解決のためになればと思い名乗り出た」と悲痛な思いを述べた。
朝鮮学校側は、今後、審査の停止や適用外になった場合、国賠訴訟を起こす意向を示している。

日本市民団体が院内集会

さまざまな発言があった院内集会の様子
同日、「無償化」における朝鮮高校の取り扱いに関する勉強会（主催＝神奈川朝鮮学園を支える会、日本朝鮮学術教育交流協会）が参院議員会館（東京・永田町）で行われ、国会議員、弁護士、朝鮮学校関係者と生徒、保護者、日本市民らが参加した。
集会では、朝鮮学校に対する「無償化」制度の審査手続き再開後の動きや、適用の遅れによる影響、今後の取り組みなどが話された。
社民党党首の福島みずほ参院議員は、今回のことは明らかに差別的なことで「（朝鮮学校の子どもたちが）同じように支援を受けられるよう、全面的にがんばってきいきたいと思う」と語った。
東京中高の金大晟さん（高３）は、国語講習所という小さな学び場から始まった民族教育は、反日教育などではなく、次世代の子どもたちに朝鮮の言葉や文化・歴史などを教えるために脈々と続けられてきたと指摘しながら、いまだ「無償化」制度が適用されていない中で本当に適用されるのかと胸を痛めている生徒は多いと語った。「もっとたくさんの人々の支持を受けられるよう（民族教育の素晴らしさを）発信していきたい」。
一方、同日、日朝の女性団体が開いた「11.２私たちがつなぐ歴史と未来―日朝女性の友好交流集会」の実行委員らが文科省を訪れ、朝鮮学校への「無償化」制度適用を求めた。

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朝高の高校無償化問題の当事者はウリ朝高生です