平飼い卵を題材にした青春ドラマ劇
61皿目:ニュータイプ


横浜のガンダムを見に行った日、平飼い卵に出会った。
スーパーのレジで、私の前に並んでいたは、
平飼い卵を一パック買っていた。

はふと、彼の顔を見てしまった。
は私と同じ高校の制服を着ていたが、
は彼を見たことがなかった。

は私に気づいて微笑んだ
その笑顔が忘れられなくて
平飼い卵を買って彼に声をかけた

「あの、同じ高校ですよね?」

「あ、そうですね。初めまして、松本と言います」

小林です。よろしくお願いします」

そこから話が弾んで、
ガンダム一緒に見に行くことになった。
ガンダムは迫力があって感動したが、
それ以上に彼との会話が楽しかった

ガンダムのことや平飼い卵のことや色々なことに詳しくて、
彼の話に夢中になった。

も私の話に興味を持ってくれて、二人はすぐに仲良くなった

それから毎日、放課後や休日に会って過ごすようになった。
平飼い卵を食べるのが好きだったは、
私にも平飼い卵料理を作ってくれた。

オムレツやカスタードプリンやスフレチーズケーキなど、
どれも美味しかった。

彼に感謝して、ガンダムグッズやガンプラをプレゼントした。
喜んでくれて一緒に組み立てたり飾ったりした

二人でガンダムの世界に浸っているときが一番幸せだった。

ある日、は私に告白した。
小林さん、はあなたが好きです。付き合ってください」
松本くん、もあなたが好きです。付き合ってください」

二人は抱き合ってキスをした。

それから二人関係はさらに深まった
初めてのデートなど、どれも忘れられない思い出だった。

しかし、幸せな日々長く続かなかった
ある夜、から電話がかかってきた。

小林さん、今すぐ会えますか?」

「どうしたの?大丈夫?」

「大丈夫じゃないんです。
、実はニュータイプなんです」

ニュータイプ?」

「ええ、ガンダムに出てくるような超能力者です。
は生まれつきテレパシーや念動力を持っているんです」

「えっ?本当?」

「本当です。
でもそれがバレてしまって、今追われています。
軍や政府や研究機関など、
色々な組織が僕を捕まえようとしています」

「そんな…」

「だから今すぐ会ってください。
あなたと一緒に逃げたいんです」

「わかった。どこに行けばいい?」

ガンダムのところに来てください。
はそこで待っています」

「わかった。今行くから」

は急いで家を出て、
タクシーに乗ってガンダムのところに向かった。

途中で何度も彼に電話をかけたが、
は出なかった。
不安が募っていた。

ガンダムのところに着くと、そこは騒然としていた。
警察や自衛隊やメディアや一般人など、
大勢の人が集まっていた。

そして、私の目に飛び込んできたのは、
動き出したガンダムだった。

「な、なんだこれ…」

は驚愕した。
ガンダム本物だったのだ。

そして、そのコックピットにはが乗っていた。

小林さん、聞こえますか?」
彼の声が私の携帯電話から聞こえた。

松本くん、どういうこと?」

ガンダムを動かせるんです。
ニュータイプだからです。
はこのガンダムであなたを連れて行きます」

「どこに?」

「どこでもいいです。
僕らはこの世界に居場所がないんです。
だから新しい世界探しに行きましょう

「でも…」

小林さん、信じてください。
はあなたを守ります。
はあなたを愛しています

彼の言葉心が揺れた
彼を愛していた
彼と一緒にいたかった

「わかった。行こう」

は決心した。

は彼の元へ走った。
ガンダムを拾ってコックピットに入れてくれた。
は私に抱きついてキスをした。

「ありがとう。
小林さん、あなたが僕の光です」

松本くん、あなたが僕の命です」

二人再び抱き合った
ガンダムは空へと飛び立った。

周囲の人々は驚きや羨望や嫉妬や敬意や祝福など、
様々な感情を抱きながら見送った。

二人新しい世界へと旅立った
二人幸せだった

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