運動会も終わり、お遊戯会(発表会)の練習が始まるところも多いのではないでしょうか
年長さんは劇をやるところも多いですよね
一部の保護者から「うちの子を主役にしてほしい」というクレームがあったり
全員平等にするために、女子全員お姫様・男子全員王子様という配役にしたり…
という話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか
今回私が書くのは、あるブラック幼稚園の話です
その幼稚園では、在園中の3年間に、大きいお仕事は1回だけできる
という決まりのある園でした。
例えば…
・運動会などの、はじめのことば、おわりのことば
・鼓笛隊の指揮者
・キャンプファイヤーの火の精、水の精
・年少、年中での主役級の役
など大きいものを担当した子は、年長のときのお遊戯会では主役にはなれないんです。
こんな決まりがある園は結構多くて、これ自体はおかしいことではないのですが…
そのブラック幼稚園では、
主役をやってほしい子は園長のお気に入りの子
というとんでもない決まりがありました。
年長の時点で各クラスに、
『まだ現時点で大きい仕事をしていない子』がいます。
その子数名を担任が園長に報告します。
その中から、園長が≪お遊戯会のときに主役、主役級の役をやってほしい子≫を
予め選びます。
そしてその子たちには、例え本人が希望しようと
・運動会などの、はじめのことば、おわりのことば
・鼓笛隊の指揮者
・キャンプファイヤーの火の精、水の精
などは、絶対にやらせません。お遊戯会で主役ができなくなってしまうから
希望しても上手く言いくるめて、やらないようにするんですよね。
そしていざお遊戯会の配役決めの際、
その子に根回しをします。
「〇〇ちゃん、主役のお姫様、いいと思うなーー」
「〇〇くん、王子様やりなよー」
そして立候補させます。
もちろん、立候補は他にもいますが、園長からするとその子たちに主役をさせるつもりはありません
じゃあ、どうやって決めるか…
くじ引きです。
一般的にくじ引きは最終手段で、年長さんにもなると話し合いで決めさせることが多いのにも関わらず、くじ引きで選びます。
それはどうしてか…わかりますよね
主役をさせたい子に、当たりくじを引かせるんです。
主役をさせたくない子の棒には、当たりは入っていません。
完全に、仕組まれたくじ引きなんですよね
それでも、“主役にさせたい子”に主役をさせるために、
あたかも平等なように、くじ引きをさせるんです。
わざわざ、お手紙も配るんですよ。
「お遊戯会の配役決め、決まっていない役柄の抽選を〇月〇日に行います。欠席の場合は、担任が代わりに引かせていただきますのでご了承ください」
って。
だから、抽選日に欠席しないように体調を整えるご家庭だったり、
朝「王子様になれるといいね!がんばれ!」とハイタッチをしている親子を見ると
本当に可哀想に思います。
平等だと信じているんですよね…
あなたのお子さんが引くくじは、当たりが入っていないんですよ…って
言いたくなります…。
言い分としては、「主役ができる技量があるかどうか」ということらしいですが、
セリフを覚えるわけではなくCDにセリフは入っています。
練習にぐずったりしないか、真剣に参加できるかどうかという点も考慮されているらしいですが…
だったらまだ、最初から「主役はあなた」って指名したほうがマシですよね
もちろん、こんなひどい園は稀だと思います。
多くの園で行われていることではないと、願いたいです
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