こんにちは😊
先日、ほいたまメンバー数名で園見学に行ってきました!今回のブログでは、その園見学のレポートをお伝えします!
今回伺った園は、日本保育サービスさんが運営する認証保育所の『アスク西新宿保育園』です。日本保育サービスさんは認可保育園を中心に運営をされていますが、今回は実習であまり伺うチャンスのない認証保育所を見学させていただきました。
まずは認証保育所の特徴について簡単に説明します。
〈認証保育所〉
→東京都独自の制度で、都民の保育ニーズに沿った基準を設けている保育園。
A型とB型に分かれており、A型の定員は20~120人、B型の定員は6人~29人となっている。A型の場合は駅前に設置することが基本となっているほか、開所時間も13時間以上(認可保育所は11時間)と大都市特有のニーズに応えられるような基準になっている。
現代の保育ニーズの多様化により生まれた制度なのですね。保育所の業態について詳しく知りたい方は前回の記事<保育の業態をまとめよう!>をご覧ください!
✳︎アスク西新宿保育園
西新宿5丁目駅から徒歩6分ほどのこちらの園。大きなマンションの一階にあります。
新宿という都心に位置しているため、新宿近辺で働く保護者の方が多いそうです。
近くには新宿中央公園があり、四季折々を楽しむことができるそうですよ♪
アスク西新宿保育園は、0歳児から就学前の子どもまでの35名定員となっています。
認証保育園ならではのアットホームな雰囲気も園長先生のお話から伺うことが出来ました。今回はそういった『認証保育園ならではのこと』に主軸を置いた質問をさせていただきました。
・認証だからこそできることってなに?
敷地面積や定員の基準が認可保育園とは違うこともあり、保育室の距離が近く、より家庭的な雰囲気で保育ができるそうです。そのため、保護者の方同士も仲良くなりやすいようです。
また、子どもたちの様子や別のクラスで起きたことも把握しやすいので、全体の動きをつかめるだけでなく、お迎えの時に保育者が1人1人の1日の出来事を知っている状態で保護者の方と関われるそうです。
・認証だからこそ難しいこととは?
保育室全体の距離が近いことで、他のクラスの活動に影響を受けやすい点が挙げられます。そのため、午睡時間や食事の時間に工夫が必要な場面もあるとのこと。
また、園庭がないことから、気軽に砂遊びをしたり、作物を育てたりすることが難しく、動植物と接する機会が少なくなってしまうそうです。
・難しいことを乗り越えるための工夫
動物を飼うことが出来ないため、遠足で動物園や水族園に行き動物と関わる機会を作っているそうです。図鑑で動物に興味をもち動物園で実際に触れ合いその体験を絵にする…といったように、活動を次の活動に繋げる工夫もされていました!また、妊娠されている保護者の方が多いため、子どもたちが赤ちゃんと触れ合う機会をもつことも出来るそうです。『命』と触れ合う経験がなかなか出来ないからこそ、『出会い』が大きなものになるのだということを仰っていました。
他にも自然と触れ合うために系列保育園の近くの畑に行き収穫体験をしたり、花が咲いたらお花見に行ったり…など積極的に園の外に出向いているそうです。また、室内でカイワレダイコンを紙コップで育てたり、食育の一環として身近な食材に触れる機会を作るため、オレンジを子どもたちの前で切ったり、と子どもたちが少しでも自然と触れ合えるように、保育者の皆さんが様々な工夫をされていることがわかりました。
・保護者の方の通勤事情
都心にある園ということで、やはり新宿近辺で働いている方が多いそうです。そのため毎朝子どもと一緒に満員電車の中、保育園にいらしている方もいるようです。そのことを受け、こちらの園では子どもの負担・保護者の負担を減らすため個別対応に力を入れているそうです。子ども達一人一人に合った支援をすることで、子どもにとっても保護者の方にとっても通園が苦にならないように配慮されているのですね!
このように、アスク西新宿保育園は園全体の距離が近く、個に応じた支援が充実していることがわかりました。
また、伝統的な園のように決まった行事をするというよりは、保育者や保護者の方からの意見も行事計画の中に組み込んでいるそうです。
このアットホームな雰囲気が認証保育園の特徴なのかもしれませんね!
また、日本保育サービスさんでは認証保育園だけでなく大規模園も運営をされています。認証保育園だけでなく、大規模園での保育についても少しお聞きすることができました!
・大規模園で大切にしていること
大切にしていることは大きく分けて2つありました!
1点目は、大きな園であっても家庭的な雰囲気を大事にする、ということです。
保育室の中にソファを置いたり、園内に動物がいたり、と実際の家庭に近い環境を作れるようにさまざまな工夫がされていました。
そして2点目は、子どもたち一人一人を大切にした保育をする、ということです。
例として挙げられるものが、トイレの時間です。活動の前後に一斉にトイレの時間を作っている園も多いかと思いますが、こちらの園では子どもたちのペースに合わせてトイレの時間を設けているそうです。
また、子どもたちがさまざまな経験をできるように心がけているそうです。危険だからやらせないというのではなく、子どもたちの成長のために多くの経験をする機会を作ることが大事だと仰っていました。
・職員間での連携について
大規模園の場合は、子どもの人数が非常に多いため、保育者の人数も45~50人と他の園に比べて多くなっています。そのため、職員間での連携は必要不可欠になるそうです。職員会議などで、意見交換する場をもつことで先生間のコミュニケーションにも繋がるそうです!
日本保育サービスさんの園では大きな園でも、子どもたち一人一人を大切にした保育をしていることがわかりました。人数が多いと全員をきちんと見ることが難しくなってしまいそうですが、人数が多くても一人一人を丁寧に見ることが大切なのだと感じました!
さて、いかがでしたでしょうか?
ほいたまメンバーも、今回初めて認証保育所を見学したのですが、規模やエリアによる特徴や雰囲気を知ることができました。
やはり実際に自分の目で現場を見るというのは、とても大切なことですね
お忙しい中今回の園見学にご協力してくださったアスク西新宿保育園の皆様、そして日本保育サービスさんありがとうございました!
日本保育サービス:http://www.nihonhoiku.co.jp/
次回は小規模認可保育所の見学レポートです!お楽しみに!
〈引用〉
・認証保育所制度について
http://www.fukunavi.or.jp/fukunavi/contents/tokushu/ninsyo/ninsyo_02.html
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