物価高や政策による物価高対策などといわれていますが・・・。
さて、とりあえず常識的な知識のおさらい。
市場原理による物価高に買い手が多いのに現物が少ないという物価高があります。
もう一つは紙幣の価値が下がり現物の値段が高騰するインフレーションがあります。
この辺りは社会や歴史にでてきて細かい説明は無理でも義務教育で過去のその事実は学んでるはずです。
単純に為替の話しもしますが、日本の今の総理大臣になってから147円US1ドルが157円になりその差額は10円の円安となりました。
これは輸入品の価格に対する日本円の減少が6~7%となります。
また、コロナ前までの110円のころと比べると157円では30%ほどの日本円価値の減少として外国とのGDP比で換算されます。
もちろん日本国内では永らく550兆円というGDP金額のままです。
あくまでも”為替だけ”の話しです。
生産性だの専売だの日本の技術の優位性だのはなんにもここまで述べてません。
さて、それでは今年大騒ぎになったお米。
高い高いといわれました。
これは日本米が減り、買い手が買えるほどなかったので高騰しました。
市場原理ですね。
其の後秋がきて去年より30~60万トンは多く収穫できたという。
さらに、お米の高騰さわぎで米離れは進み、供給はあるが需要は今までより少ないのに新米の価格が高騰しているという。
そう、そこにはJAの概算金などの仕組みも影響していて、JA以外もお米を手に入れようと米業者が高い金額で仕入れました。
だから日本の新米が高い。
それでもお米も腐りものですからずっともってられません。
だから赤字でもお米を手放して、その頃には価格も落ちるでしょうと推察されています。
買われないとお金にならないのですから。
さて、そこが問題なのですが、だから値段が落ちていいなどと市場原理で語ってそれが当然ということならば米の販売業者も倒産します。
働くところが減り、そこでの稼ぎも消えます。
これが消費者の喜ぶ物価の低下です。
まずい・・・・。
そういう、まずいが当たり前だろと思う人が多ければ多いほど国ごとまずい。
アメリカの関税騒ぎで日本円で80兆円の投資といわれますが、これは5500億ドルくらいのUSドルで、80兆円は当時の為替レートででた金額のはずです。
まあ、高レベルな政治の話しなので5500億USドルか日本円で80兆円までどちらかの上限まで投資すると取り決めてあれば、それはどちらかですが、さあ?僕は知りません。
これが1USドル160円越えていくと日本円でも90兆円くらいになるだけのことです。
ただ円安は輸出企業にはいいです。
価格の競争力も、値下げしなければそれだけそのまま利益になります。
日本でも自動車関係は15%といわれてますので、それ以外の輸出企業は円安の恩恵を受けまくりです。
そういう輸出企業大手の下請けは円安で原材料の価格高騰がありますが、これは完成品を輸出する企業と、部品を納品する下請けなどの間で帳尻があっているのか、下請けが大手に搾取されているか、これも僕にもわかりません。
構造的にはそういう為替の関係があるという話し。
円安。
輸入品が高くなったと国内で騒いでる間、輸出企業はずっと稼いでいる・・・というか円高や円安になるまでよりも稼ぎやすい。
とりあえず昔から国内で物価高が騒がれている間、輸出企業が稼げていることはあまりいわれない。
物不足による市場原理の物価高と紙幣価値の減少による物価高。
この2つが起きるとたやすく負のスパイラルが始まる。
雇用が減り、収入が減り、国を維持するために増税が必要になる。
日本も先進国ですから他国に援助する必要もありますが、USドル換算が普通なのでそれを実現するには円安だと財源確保の増税が必需です。
そんな援助しなくていいと国民がいうようだと、それはもう経済的自立は無理で、外国から札束で頬をたたかれて「いうこときけ!」「はい、そのようにします。」という国になる。
つまり、主権が奪われていきます。
例えば今の台湾有事の発言のように、今でも撤回せよと日本国内でいう人もいますが、さらに悪化した日本と日本国民は多数がそれを求めるでしょう。
はい、外国にいいなりの日本の誕生です。
経済的自立の喪失。
憲法ではその頃も「言論の自由」「表現の自由」とか書いてあるままでしょうけどね。
えーっと・・・・めんどくさくなってきた。
とりあえず日本国民があほうで、それが多数の民主主義と、国会議員らもあほうがなっていくとそうなるというお話。
え?何?俺がいってることが間違えてる?
ほう、それならいいや、問題ないよ。
よかったよかった。
心配しすぎか・・・・。