テーマ「誇る心・ユーモア・発見・手のひら包み」
講演会参加者の方々もおいでくださり、和やかな時間を共にすることが出来ました。
先生のお話しから
・「おふくろの味がなくなった」といわれる現代、私達は生活者ではなく、消費者になってしまっている。調味料の多様化により、どこの家庭も同じような味付けとなる。加工せずに利用できるものが売れている。我が家の味は、ともかくとして、絶対人に任せてはならないものが「子育て」である。現状は、かなりの部分を代行業に任せてしまっている。親がしなければならない躾を保育園や塾に任せていないだろうか。代行業に依存せず、「これは、お母さんじゃなきゃだめだ!」というものを失ってはならない。まずは、親が変わること。親が変わらなければ、子どもは変わらない。成長する為には今まで知っていた事だけではダメ。とにかく「発見」は大事。よく観て、気づくこと。母として、妻として成長しているか。
・子どもが笑顔をどんなものに向けるか記録すると・・・
その子の関心が、どこにあるかが見えてくる。虫、モノ、人、等々。
「うちの子、こんな小さな○○に心を寄せていたのね。」という発見が出来る。
・子どもがやっているごっこ遊びを記録すると・・・
その子の生活学習能力が見えてくる。子どものごっご遊びには、お母さんへのあこがれからマネをする、実際の生活のなかでのごっこ遊びが出来ていればよい。普段、生活している場面が中心で、親が使っている言葉で、ほかの誰かと関わる楽しさを味わう。「りかちゃんごっこ」には、実生活の会話でないことが多く、レジ打ちやアクションに目がいっているごっこ遊びは、会話力が育ちにくい。
記録・絵から
・SさんちのMくんが描いた「笑っているママ」は、子どもとして親に求めている姿が出ている。
お母さんの笑顔が大好きな気持ちが伝わり、とてもあたたかい気持ちになった。
・MさんちのSくんの猫の詩。とても素直に気持ちが表現された詩。
短い文のなかに込められた思いに、どうやって共感し言葉をかけるか。
次回テーマ
「お父さん」を語る・子どもがお父さんを見つめる
夫婦としての信頼と敬愛の念をお互いにどう抱くか。
母親が夫のいい面を子どもに話しているか?
子どもを自分の味方につけようとしていないか?
母親がお父さんを語ることで、子どもに何かをきづいてもらう。
・お父さんて、スポーツがすごく好きなんだ。
・こういう食べ物、よく食べている。
・一生懸命毎日仕事にいそしむ父へ、何かプレゼントしたいという思いなど。