お米を袋から容器に移し替えて、口の開いた米の袋にゴムをかけようと思ったときひらめいた。

移し変えもお手伝いしてくれていた娘は、


娘 「もっと、お手伝いする、もっとお手伝いする~!」


とお手伝いのおねだり。

そういえば輪ゴムをかけることって5歳の娘はやったことない。


私 「ちーちゃん、これ輪ゴムで結んでくれる?」


娘 「いいよ~。 でもちーちゃんやったことないんだよね~。」(いんだよね~、が最近の口癖)


私 「じゃあ一緒にやってみよう、そうそう、そこの袋の上をぎゅっと持って、、」


一度目にかけるのはすんなりできる。


娘 「あれ~、ゆるゆるだよ~。」


私 「あ~、ほんとね。こぼれないくらいきゅってなって欲しいね」

   「じゃあ、ゴムを伸ばしてひっくり返して(8の字にすること)もう一回袋の上を入れてみよう」


  一回かけて見本を見せた。


私 「ほらね」


娘 「ちーちゃんもやる。ちーちゃんもやる~」


2回目のかけではまだゆるく、段々きつくなってきている3回目のかけに挑戦した。


娘はてこずっている。。そして、全部ぬけちゃった。


娘 「あれ~。できないんだよね~。」とため息。


私 「もう一回やってみようか。じゃあママが袋押させえてあげる」


凄く、てこずりながらもゴムを触っているのは娘だけに徹底して、私は抜けないように袋を固定したり

上の部分を細くしてかけやすくしてあげたりと随分と時間を費やした。


やがて

ゴムを引っ張ってひねってもう一回かける、これを繰り返すと段々きつくとまるという基本を習得した。


頑張ってやっと成功したという体験を強調しようと、


私 「うわ~、できたねえ。ついにできた。頑張って練習したからできるようになったね。」


娘 「ちーちゃん、すごい?ついに、できた~。やった~(ジャンプする)」

 < 娘は最近 「ついに」 とか 「いよいよ」 といった言葉を使い出している >


私 「すごいよ~!頑張れば出来るんだねえ、ちいちゃんは。」


娘 「もっとやる~」


慌てて、台所中を探しまくり小麦粉の袋のゴムを見えないようにはずした。


私 「あ~、ちーちゃんこれもあった。この袋もゴムかけて」


娘 「いいよ~」


私はあえて何も手伝わなかった。

見ていると、袋が動かないように膝の間に挟んでいる。ちょっと知恵がついたな。

「3回ひねってかける」を不器用な手つきながらもやりきった。


翌日、居間に落ちていた輪ゴムを2つ見つけて、

娘 「ママ、輪ゴムやる~」


また慌てて探す。高野豆腐の袋とキャンディの袋を無理やり見つけ出す。


私 「お願いね。助かるなあ、任したわ」 チラッと見るだけで、ほとんど見ないことに。


娘は夢中でやっている。

娘 「はい。できたよ。ママ。ちーちゃんすごい?」


二つとも3回ひねってかけるが出来上がっていた。

昨日より、時間も早かった。


私 「うわ~すごいよ。ありがとう。またできることが増えたね」


娘は得意げでした。

もっとママ