寺内先生にはこの間お話ししたのですが、この秋「待つ」ということで、とても素敵な体験をしました。

主人の父は毎年自分が作った干し柿をくれるのですが、
今年は渋柿をどっさり渡され、
「作ってみなさい」と言われました。
正直、焦りました。だって、私は干し柿が好きではないし、子どもも食べないからです。

でも、いただいた以上は作ってみなければなりません。
それに、きっとこれもよい体験になるという気持ちもありました。

教えられたように柿をむいて、ひとつひとつ紐に通して、ベランダにつるしました。
そういう作業も子どもと一緒にわいわいやれば楽しいものです。
渋柿といっても、見た目はすごくおいそうな柿です。
息子「これ、食べられるんじゃない?」
私「今食べてもおいしくないよ。でも、どれくらい渋いのか1個食べてみようか?」
子どもたちは大賛成。
試しに一口ずつ食べてみました。
「う、渋っ!」
「うえ~!」
さて、この柿がこれからどうなるのか楽しみです。

干し柿が出来上がるまでには2週間ほどかかりました。
その間毎日ベランダを見ては、「まだかな~」と子どもたち。
雨が降れば、柿が濡れないように移動させたり。
電話でおじいちゃんに様子を伝えたり。

とうとう、干し柿が出来上がり、いただいてみると・・・・。
あのとてもじゃないけど2口は食べられなかった渋柿が甘く変わっているのです。
そして、おいしい!
もちろん、子どもたちも喜んで食べました。

こういう体験をさせてくれたおじいちゃんに感謝です。

                          オドリママ