前の記事では、「『いろんな意見があっていい』と個性が有名無実化することに気づいていない」と書いた。

そう思っていたのは実は何年も前。

それをそのまま書いたが、書いた後で思い直した。

というのも最近、個性個性とあまり言われなくなっている気がする。

例えば、ニュースを見ていると、「ヘイトスピーチをやめよう!」とか「「LGBTでも結婚を!」などと言った「いろんな意見や価値観を認めよう!」という主旨の意見をよく見かける。

それに対して、「個性を大事に!」という声はあまり聞かなくなった印象だ。

ひょっとしたら、もうみんな気づいたのかもしれない。

あるいは

個性はあって当たり前

という認識になっているのかもしれない。

そしてまさにその通りなのだ。

「いろんな価値観が認められる社会」とは、ずばり

個性はあって当たり前なので、個性があることに価値がなくなる社会

だ。

「どうだ!俺はこんな風に人と違うんだぞ!」

と言った時、

「うん!で?」

としか言われない社会だ。

もしもまだ「個性を身につけて、『個性があってカッコいい』って言われたい!」と思っている人は、残念だが、今の風潮からしてその願いはかなわないか、叶えるには時代に逆行するつもりで頑張る必要がある。

それを分かっておいてほしい。

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