どうしてこうも「人と違う=主体性がある」などと勘違いされてしまっているのか?
たぶん、「わかりやすい」からだろうなー…。
人と同じ行動をしていると、「自分から人と同じになることを選んだ」のか「他人を気にせずに行動していたら結果的に同じになっていた」の区別が、本人にインタビューでもしない限りできない。
そして、よく考えれば、「人と同じ行動をしている人」には上の2通りの人間がいることはわかるはずだが、それをせず、実に単純に「人の真似をしている」と決めつけてしまうのだろう。
逆もそう。
「人と違う行動をしている人」には、「他人を見て人と違う行動をしている人」と「他人を気にせず行動していたら結果的に違う行動をしていた人」の2通りいるがそれも気づかず、前者に決めてしまうのだろう。
「人と同じ」=「真似している」
「人と違う」=「主体性がある」
という図式が、最もわかりやすいのだろう。
そして、「主体性」という言葉の意味をよく分かってないのだろう。
「主体」とは自ら進んで動くこと。何かに働きかける側のこと。
そしてその反対語である「客体」は、反対であるのだから当然、動かされること、働きかけられる側のことだ。
この点さえわかっていれば、そして、「人の行動を見て真似をするなんて主体性がない!」と本当に思っているのなら、「人の行動を見てその逆を行く」というのがそれと何も変わらず主体性がないことに気づきそうなものだ。
「まず人の行動ありき」「人の行動に働きかけられている」という点で同じなのだから。
結局どっちであれ(あるいは両方であれ)
自分の頭で考えることなく、わかりやすい方に流れているだけなのだろう。
そもそも、「自分の頭で考える」ということ自体がすでに主体性の発揮ではないか。
そうであるなら、「自分の頭で考えない人」は主体性を発揮する素質がないと言える。
だったら学べばよさそうなものだが、主体性がないからそれも出来ないのかもしれない。
主体性がないから自分の頭で考えない。自分の頭で考えないから、さらに主体性を失う。主体性を失った人は自ら学ぼうとしない。
学ばないから、自分の頭で考えられない。そしてさらに主体性を失っていく。
この悪循環。
この悪循環を断つために俺ができることは一つ。こうしてブログを書くことだ。せめて、これを読んだ人が、世間で言われている「個性」と「主体性」の関係の誤りについてきづいてくれることを願う。
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たぶん、「わかりやすい」からだろうなー…。
人と同じ行動をしていると、「自分から人と同じになることを選んだ」のか「他人を気にせずに行動していたら結果的に同じになっていた」の区別が、本人にインタビューでもしない限りできない。
そして、よく考えれば、「人と同じ行動をしている人」には上の2通りの人間がいることはわかるはずだが、それをせず、実に単純に「人の真似をしている」と決めつけてしまうのだろう。
逆もそう。
「人と違う行動をしている人」には、「他人を見て人と違う行動をしている人」と「他人を気にせず行動していたら結果的に違う行動をしていた人」の2通りいるがそれも気づかず、前者に決めてしまうのだろう。
「人と同じ」=「真似している」
「人と違う」=「主体性がある」
という図式が、最もわかりやすいのだろう。
そして、「主体性」という言葉の意味をよく分かってないのだろう。
「主体」とは自ら進んで動くこと。何かに働きかける側のこと。
そしてその反対語である「客体」は、反対であるのだから当然、動かされること、働きかけられる側のことだ。
この点さえわかっていれば、そして、「人の行動を見て真似をするなんて主体性がない!」と本当に思っているのなら、「人の行動を見てその逆を行く」というのがそれと何も変わらず主体性がないことに気づきそうなものだ。
「まず人の行動ありき」「人の行動に働きかけられている」という点で同じなのだから。
結局どっちであれ(あるいは両方であれ)
自分の頭で考えることなく、わかりやすい方に流れているだけなのだろう。
そもそも、「自分の頭で考える」ということ自体がすでに主体性の発揮ではないか。
そうであるなら、「自分の頭で考えない人」は主体性を発揮する素質がないと言える。
だったら学べばよさそうなものだが、主体性がないからそれも出来ないのかもしれない。
主体性がないから自分の頭で考えない。自分の頭で考えないから、さらに主体性を失う。主体性を失った人は自ら学ぼうとしない。
学ばないから、自分の頭で考えられない。そしてさらに主体性を失っていく。
この悪循環。
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