他にも霊能者ならではの仕事はある。

古生物学だ。

死んだ生物が幽霊になるのなら、古代に滅びたような生物の幽霊もいるのだろう?

俺は、その方面には詳しくないので、恐竜ぐらいしか思いつかないが、当然恐竜の幽霊もいるはずだ。

その生物の幽霊の行動を調べれば、彼らの生態がかなりわかるのではないだろうか?少なくとも、ごくわずかにしか、しかも不完全な形でしか残っていないような化石などを調べるよりはるかに多くのことが分かるのではないだろうか?

俺としてはぜひやってほしいものだが、さすがの大川先生もそこまではやってくれていないように見える。

これはなぜなのだろうか?

霊能者に聞かなければわからないことなので断定はしないが実に奇妙である。

彼らは、彼らの能力でしかできない仕事に興味はないのだろうか?
それとも、自分の能力の可能性に気づいていないのだろうか?

自分が持っていて、他にも持っている人がいる、それでも自分の能力の可能性に気づかないのだろうか?

一人ぐらい学問に霊能力を費やす人がいても良さそうだが、なぜそうしないのだろうか?

そういうところが、俺に霊能力への疑念を抱かせるのである。

(続く)

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