この記事にも書いたが、物を覚えるのに最も必要なことは、反復練習。つまり、復習だ。

ちょっと考えてみてほしい。

足し算について皆さんは考えたことがあるだろうか?

1+1=2

これについて、習い覚える前に、なぜこうなるのか自ら考え調べたことはあるだろうか?

ちなみに俺はない。

俺にとってこれは、考える間もなく一方的に教えられたものだが、しっかり身についている。

なぜか?

何度も繰り返し練習したからだ。

これに異を唱えられる人はいないだろう。

「個人的な意見」と言われればそれまでだが、俺は、どれだけ自力で身につけようが、その後の復習がなければ身につくことはないと思う。

それなのに、なぜ多くの人は、「覚えるまでの過程」ばかりを重要視してしまうのか?

これは想像だが、要は、その復習が嫌なのではないのだろうか?

何せ、この復習というやつは終わりがない。そして、地道な積み重ねが必要だ。

その、「絶えざる地道な積み重ねが必要だ」という現実から目を背けたいのではないだろうか?

これは、ダイエットに似ている。

ダイエットのために有効な方法は、適度な運動と適切な食事だが、たいてい運動は苦しいし、食事は減らさなければならない。

それを嫌がる人間は、巷にあふれる「○○ダイエット」というお気楽に痩せられそうな方法で「ダイエットをやっている気になって」それで終わってしまっているように見える。

これと同じではないだろうか?

地道な積み重ねをすることなく、それよりは楽に済む努力をしただけで「覚えた気になって」それで終わりたいのではないだろうか?

(続く)

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