皆さんは、幽霊を信じているだろうか?

信じる人、信じない人いろいろいるだろう。

なんでこんなことを言いだしたかと言えば、自分の考え方を語る上で良い題材だと思ったからだ。

とりあえず、俺は幽霊に関しては

「幽霊がいるという確かな証拠は見つかっていないのだから、いないとみなすのが妥当」

と思っている。

別の言い方をすると、

「証拠があるかどうかが問題であって、信じるか信じないかという問題ではないと思っている」

ということだ。

つまり、俺にとっては「証拠によって、事実確認されているかどうか」が問題なのであって、「信じるか信じないか」は問題ではないということだ。

詳しく説明しよう。

ご存知の通り、幽霊が存在するという有力な証拠は見つかっていない。
その証拠とされるものは、どれも信頼度が低い。
ならば、いないと考えるのは妥当ではないだろうか、ということ。

幽霊が存在する証拠の信頼度が低い、という点において、異論がある方もいると思うので、その点を少し説明しよう。

例えば、心霊写真。

これは、とても信頼度が低い。

「インチキだ」

と言いたいのではない。

心霊写真によって幽霊の存在を議論するとき、しばしば「インチキか本物か」という論点で行われるが、実は、それは問題ではない。

問題なのは、それが写真であるということ。

例えば、ある人が、「自分の妻が浮気をしている。これがその証拠だ」と言って、女と男がホテルに入っていくところが写った写真を見せられたら、あなたはそれが浮気の証拠と思うだろうか?

「当然だ」

と答える人は多いかもしれない。

だが、その人は結婚しておらず、妻などいなかったらどうだろう?それでも、それは浮気の証拠写真だろうか?

もちろん違うに決まっている。

何が言いたいかというと、

「写真によって証明をしたいのであれば、まずその写っているものが存在していることが、証明されている必要がある」

ということ。

「妻の浮気写真」が浮気の証拠とされるためには「妻が存在する」ことが証明されている必要がある。

この点で、心霊写真は全く価値が無い。なぜなら、幽霊の存在が証明されていないからだ。

では、その存在はどうやって証明されるのか。

(続く)

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