年々、桜が嫌いになっている。
正確に言うと、桜を嫌おうとしている。
1年に1ヶ月程度しか咲かない木。
ほんですぐ散る。
その儚さがいい、儚さが美しいという感覚を
自分の中の価値観から無くそうとしている。
この「儚くも美しい」が
嫌になりはじめて数年たつが
もともと苦手だった青春ものの映画が
てきめんに駄目になっている。
映画館に行くと、
違うジャンルの映画を見るときでも
必ずと言っていい程
青春ものの予告編が入り
まぁ、正直すごい見入っちゃって
かるく涙ぐむのだけど。
なんでしょう、すわりが悪いんですよね。
言いたくても言えない、とか
伝わらなかった切なさ、とか
胃のあたりがモゾモゾする
一瞬だろうが!勢いがあるうちに言えや!
年取ったらもっと恋愛はムズイんだぞ!
という謎の苛立ち。
きっと儚くも美しいが好きだったのだね、
自分。
そんで、
それを追い求めてるつもりはなくても
それが美しいという世界観で生きてたら
当たり前だけど、そういう結末に
なることもあって
それたくさん見たら
もう嫌気がさしてるんだよね。
ここ1年程は特に
自分の中でダントツ美しかった思い出の
裏側を見るような事が多くて。
美しかった思い出、皆さんもあるでしょう。
追いかけちゃいかん。
ブラックホール。
裏側でどんな事が行われて
本当はどんな心理でした行動で、なんて
分からない時は
あれだけは知りたかった
なんてキュンキュン楽しんで…
そのまま楽しんでてくれい!
知らぬが仏とは正に。
美しい思い出とかけまして
フレンチトーストと説く、
その心は
時間が経ったらただのぐちゃぐちゃ。
(下手)
まぁ、捨てよう捨てようと躍起になると
追いかけてくるかもだし
なんとなーく距離を置きながら
今は気球にボワーー!!って
火を炊き込むような
ライオンが大きな声であくびをするような
江戸時代だったら速攻で打ち首!みたいな(?
あ、お◯らしちゃったごめん、みないな
(女子はしないですけどね!)
大らかで優しくて開けっぴろげで明るい
そういう世界に引越しをした、
つもりになっています。
追伸
住む世界の引越しは昨日からです。
照司 かよ
kayo shoji
小さい頃、初めて持った夢は「絵描きさん」でした。
絵の販売、はじめました!
見るだけ、覗くだけも大歓迎です。
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