昨日の夜明け前、と言うか夜中の3時頃
なぜか眠りから覚めた。
耳に入ってきたのは猫の産声、絶対産声だ。
はあ、とため息をつき、聞かなかった事にしようとまぶたを閉じるけれど。
もう!
布団を飛び出て三階の窓から身を乗り出し、産声の方向に目を凝らす。
見える訳もないが、泣きたくなる、やだな、また始まるのかな、どうせ保護できないだろうしな。
それから眠れず、ソワソワ葛藤。
日の出の後、午前8時になるのを待って出動。
怪しいお家をピンポン。
「耳が遠くて留守番だから分かりませんよ、結構です!」
ちが、おばあちゃん!
「あ、あの!猫の事で!!」
ガチャン。
すると隣の猫嫌いの奥様、何かとクレームを下さる方に見つかり。
「なに?そこのうちに何か用?あなたねえ、あなたのせいで猫が増えて近所中困ってるのよ❗️」
うんぬん始まってしまう。
TNRで、地域猫で、むしろ野良猫は減っているはずで…説明するほどにイライラされる。
そそくさとクレーマー奥様に別れを告げ、逆隣のおうちをピンポン。
「子猫?うちはわからないね、うちじゃないと思うよ?」
対応してくれるだけでも感謝。そのお家の延長上にある一本向こうの道路へ。
小さな町工場。
ピンポンボタンなし。ひとけなし。
しばらくウロウロした後、自治会副会長さんの元へ。
「すみません、夜中に子猫の産声が聞こえまして、早く対応しないとまた野良猫が増えてしまうので、ご協力お願いできませんか?」
大変だねえ、とねぎらいを頂き感謝!
怪しいと思われる2件のお家の電話番号をゲット!
しかし、かけてもかけてもどちらのお家も電話出ず。
うちへ帰り、お手紙を書く事に!
猫の保護活動をしている者です。猫の産声を聞いたので保護したいと思います。ご連絡ください。と言う様なことと電話番号を書いて。
さてポスティング!
1軒目ポスティング済み
2軒目ポスティング、しようとした時お家の扉が開いて中年の男性が登場。
あ!すみません、わたくし……。手紙の内容を見せながら説明すると。
え、本当⁉︎すごいタイミングだな!
昨夜うちに来ているノラママが出産したんだけど、子猫が産道に引っ掛かったままになっちゃってて、引っ張っても抜けないし、ママ猫の元気もないから病院連れて行くとこなんだよ!来てくれる?ちょっと見てみて?
私も行きます。良い病院知ってます案内します。
言いながら男性の後をついていき、ノラママと対面。
まだ子猫のように小さいママで、そのお尻から、頭の抜けていない子猫がぶら下がっていた。子猫はすでに死んでいる。
ノラママをキャリーに入れ、行きつけの動物病院へ。
混んでいたがすぐに処置してくれた、感謝!
先に産まれているという子猫3匹も気にかかる。
ノラママを連れ帰り、すぐに子猫を一緒にさせようと思うが、え?2匹しか居ないけど。
後で聞いて後悔したが、本日出産のノラママAとは別に、彼女の親であるノラママBもひと月前に4匹子猫を産んでいたという。
ノラママAが大変な事になりわさわさしているうちに、その生まれたての3匹が見当たらなくなったという。ノラママBが連れ去ったのではないかと聞いていたのだが。
敷地の隅に無防備に置かれていた生まれたての子猫は2匹だけだった。
その2匹をノラママAのもとに運んですぐ、敷地中の雑草の中をくまなく探したが見当たらない。鳴き声に耳をすましても鳴き声はない。
泣きたくなる。カラスが入れそうな場所でもない。
一体どこへ?
生まれたての2匹も死んでしまうかと思ったが、本能は素晴らしく痛々しいノラママAの母乳をまさぐり始めた。そして飲み始めてくれる。
涙が浮かんだ。
もう一度敷地を探すがやはり居ない、後1匹。
その日、男性iさんにTNRの大切さを説明した。
iさんもどんどん増えるノラ猫に困っていたと言うので、協力体制を取る事にする。
その日の夜のうちに早速ノラママBとハチワレ若オスを捕獲。翌朝病院へ。
その2匹を病院に預けた後、その日の夜も捕獲作業開始。
何とお腹の大きいノラメス発見。
あぁ、この地区のすごい数のノラは、もしかしたらここが震源地の一つなのかも。
私の自宅に来るノラは全部手術済みで、新しい子が来ません様にとビクビク日々を過ごしていた。
しかしとうとう新たな目標に出会ってしまったらしい。
そうそう、動画の4匹は、ノラママBのちょうど生後1ヶ月になるという子猫。
保護団体に有償にて引き取ってもらった。
iさんには、子猫を欲しがる人が居たとしても無闇にあげてはいけないことを説明し、保護団体に任せてちゃんとした里親さんを探すべき事をご理解いただいた。
ありがとうiさん、これからが戦いです、一緒に頑張りましょう。

