*****ルルドの家だより*****
「とうとう、この時が来てしまったのね」というのが私の感想。
「オリンピックをめぐる情勢につきまして、天皇陛下は現下の新型コロナウイルス感染症の感染状況を、大変ご心配されておられます」
「国民の間に不安の声がある中で、ご自身が名誉総裁をお務めになるオリンピック・パラリンピックの開催が感染拡大につながらないか、ご懸念されているご心配であると拝察しています」
(6月24日 宮内庁定例会 西村泰彦長官の発言の一部抜粋)
直接の天皇陛下のお言葉ではないものの、この発言は、天皇陛下のお気持ちであるのでしょう。
しかし、日本政府は、東京五輪をとにかく開催の方向へ突進しています。
現実問題、開催されるとして、
まだ本当に開催するの?という疑問符は取れないし、
果たして開催された大会をオリンピックと呼んでいいのか?とも思います。
この宮内庁定例会のお言葉は、政治的な拘束力を持つわけではないけれど、
しかし、多少なりとも影響力は持つはずです。
どういう流れになっていくのでしょうか。
日本国内よりも、世界にむけての意味もあったかもしれませんね。
日本国民の心情を代弁しているとも言えますから、
これで、日本国民の東京五輪への不安が公に記録に残った、ということにもなります。
天皇陛下のお言葉として、
太平洋戦争終戦の玉音放送が思い起こされます。
時代も違うし、天皇陛下としての立場も変化しているので、
一概に比べることはできませんが、
言葉に込められた重みを感じます。
五輪推進派の政治家の空疎な発言とは、格段の差があります。
開催にしろ、中止にしろ、
コロナの影響下での日々の暮らしに、
希望が見えてくることを願います。
ワクチンの接種、
うける?受けない?
私の悩ましい問題になってます。
*****ルルドの家だより******