和田毅(ソフトバンク) | ほぼ日刊ベースボール

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野球選手の熱い過去や意外な背景を主な切り口に、野球への熱い想いを綴ります。

現在ソフトバンクホークスのエースに
成長した和田投手。

彼は、早稲田大学時代に球速が140km/hにあがってから
飛躍的に投球に幅が出たと雑誌のインタービューで答えていた。
当時の東京六大学にいた彼らの世代のピッチャーは
多田野(八千代松蔭-立教-インディアンス)
上重(PL-立教-日テレ)
土居(土佐高校-法政-横浜)
長田(鎌倉学園-慶応-西武)
などであった。

当然ライバル心もあったと思うが、当時の和田選手の球速は
130km/hがいいところ。
当然彼らはレベルの違う投手だったという認識だったと
インタビューでは答えていた。

話は変わるが、
彼は、島根県の浜田高校出身である。
浜田高校今でも覚えているのが、
和田投手が、2年の夏に現在ヤクルトの石川投手と投げあい
最終回に3点ひっくり返された試合だ。
最終的には、さよなら押し出しで和田投手は甲子園をさったのだが
その際に、左腕を疲労骨折していた。

当時の彼の心境を理解はできないが、自分の不甲斐なさには納得できなかったのでは
ないかと思う。
その思いをもって大学時代飛躍したのではないかと思う。

あと、大学1年時の彼に大きく影響を与えているのではないかということが
もう一つある。
それは、彼の高校の1年後輩である浜野投手が甲子園予選で右肩を骨折して
しまい、甲子園では投げらなかったということである。

怪我のつらさをしり、仲間の力になれなかったつらさを考えながら
大学時代練習に取り組んでいたのではないかと筆者は考える。

昨日、新聞をにぎわせたダルビッシュ有の喫煙問題
タバコをすうなとかそんなことをいうつもりはないのだが
彼の言動を見ていると、仲間・信頼などという言葉の
重要性を認識しているのかということを考えさせられてしまう。

精神論ではどうにもならないのはわかっているが、
精神的なものが全ての行動に直結することも事実だ。

ソフトバンク和田のように。
などというつもりもないが、もう少し考えて行動してほしい