この夏で、娘の子宮頚がんワクチン(HPVワクチン)接種から丸8年になる。
8年…、とても長い時間だ。
ワクチンには副作用が稀にある、という認識はなかったわけではない。
でもどこか他人事だった。そして、こんなに長く不調が続くことがあるとは思ってもみなかった。
このまま、どんどん酷くなって死んでしまうのではないだろうか?この子はどうなってしまうのだろう?と眠れぬ夜を過ごしていた急性期は、だいぶ遠い記憶になってきた。
今は、緩やかな上昇というよりは、少し症状が固定化した停滞期にあるという気がする。
あいかわらずの疲れやすさや、断続的な頭痛、気圧変化時の不調など、消えない症状は続いている。ただ体調の悪いことに本人も親も慣れてきて、いちいち動転はしなくなった。
恒常的な障害ではないため、日常生活が全く行えない、ということはあまりない。(このあたりの微妙な障害は証明も難しく、判断にさぞ困ることであろうとは思う)
現に、今年の夏は緩やかに就活も行ない、いよいよこの秋からは、遅ればせながら社会人デビューもできそうな気配でもある。
自治体からの支援もあり、焦る気持ちが軽減できて、本人のペースで進められたことも大きかったのかもしれない。
同年代の元気な子たちと、全く同じようには動けない。どこまでできるかもわからないけれど、チャレンジはさせてやりたい。
どうしてもダメな時は、勇気ある撤退も視野に入れて。