こんにちは。

しゅみびとです。

 

皆さんは2025年の大阪万博には行きましたか?

私はまだ人気のなかった4月に行ってきました。ここまで早く行ったのは、2005年に開催されていた「愛・地球博」に大学受験の影響で行くことが出来ず、万博に行くことを20年待っていたので、とにかく早く行きかったからです。

各国の大小のパビリオンをたくさん観られて、一日で世界旅行ができました。

大屋根リングの上から見た夜景は一生の思い出ですね。

 

しかし…、今回の話題は全く違います。同じ2005年に公開された「亀は意外と早く泳ぐ」という

映画をご存知でしょうか。2025年8月にリバイバル上映が行われていたらしいのですが、

全く知りませんでした…。

公開当時観られませんでしたが、その後2007年頃DVDをレンタルしたところ、大好きになった経緯があります。この映画はどんな作品だったのかお伝えします。

 

上野樹里さん演じる「すずめ」は、古めの集合住宅に住む平凡な主婦。その平凡な日常に飽きていたころ、とてつもなく小さな「スパイ募集」の広告を発見。少しでも刺激なれば、と思い軽い気持ちで応募してみることに。ここからすずめの日常は少しだけ変わっていく…。

以上が簡単な映画の紹介になりますが、基本的に大きなストーリーはありません。

平凡な日常に変な日常が加わっていく、という展開となり、かなりユルい映画です。

しかし最後までユルいということはなく、平凡な日常が続いていても人と別れは突然に訪れる、というメッセージもあります。何度観ても観客が飽きない展開になっているのが良いです。

 

ただ、基本的にはユルいので、観ていると段々力が抜けてきます。テンポの遅いBGMが流れ、登場人物たちの不可思議な行動にあっけにとられ続けます。

蒼井優さん演じる「くじゃく」が海沿いの自宅(ほら穴?)で砂だらけの布団を叩くなどの常識では思いつかない行動、「そこそこラーメン」を作る松重豊さん演じるラーメン店主(実はスパイの一人)の雰囲気、長年連絡が無いらしいですが岩松了さん演じるスパイを募集したスパイ(服がソ連国旗になっていてなんか怪しい)のドジで情けない行動、ふせえりさん演じる岩松了スパイの妻の「あずきぱんだちゃ~ん」や明るいおばちゃん的な雰囲気など、面白いシーンが満載です。

 

以上のように、緊張するようなシーンなどほぼなく、忙しくて精神的に疲れている時や、

なにかしらで辛い時観るのに向いています。…特に、私が見た時は

ピークは過ぎていたものの、心の病でまだ辛かった時期で…

さらに就職活動も空前の不景気もあり上手くいかず常に何かしら緊張と不安で

いっぱいでした。そんな中、この映画が支えの一つになっていたと思います。

こうやってユルく生きられたら幸せかも、なんて考えながら。

就職する前後はよくレンタルして観てましたね。

まぁ、就職後しばらくしたら観なくなってました。

なにせギャルゲーにハマりましたからね(笑)。

 

この映画は、まだ若い時代の俳優たちが多く出演されているのも見どころです。

当時「スウィングガール」で人気上昇していた上野樹里さん

「孤独のグルメ」でブレイクする前の松重豊さん

当時かなり有名になってきていて、劇中突然ダンスを披露する温水洋一さん

「仮面ライダーアギト」に出演してまだ5年しか経っていない要潤さん

「花とアリス」などで有名になってきていた蒼井優さん、など有名な方々が名を連ねています。

特に蒼井優さんは、南海キャンディーズの山里亮太さんと結婚されていますが、

南海キャンディーズは当時「エンタの神様」などで頭角を現してきており、まさかこのお二人が結婚されるとは全く想像つきませんでした。

当時のコント、まだ覚えています。

 

私の体感ではありますが、当時こういったユルい、脱力、不条理ギャグをメインにした作品が多く感じられました。

穏やかな日常を題材にした「かもめ食堂」

大きな事件のない青春映画「リンダリンダリンダ」

ホラーでありながら脱力を謳った映画「東京ゾンビ」

nack5で放送されていたラジオ番組「鬼たま」の当時の人気コーナー「まるけつ」も、初期はユルいネタが多かったです。

不条理ギャグで有名だったマンガ「ピューと吹く!ジャガー」「ギャグマンガ日和」連載中期、独特な雰囲気を持ったflashギャグアニメ「秘密結社鷹の爪」や映画「いかレスラー」もこの時期と重なります。

当時は不景気が深刻化していた時期で、自己責任で責める厳しい時代でもありました。

だからこそ、みんな辛い日常を忘れたかったのではないか? と思います。

どうしても、作品には時代が反映される傾向があります。

東日本大震災以降の作品には、震災関連や絆といったテーマが描かれることが多くなりますし。

マンガ「最終兵器彼女」の終盤、戦争で多くの街がボロボロになる中ギリギリ残った街で、

よそ者である主人公を差別しのけ者にするシーンがありますが、東日本大震災で助け合った人々を見た後だったら、このシーンは描かれなかったと思います。

 

この作品は神奈川県三浦市が舞台になっているそうです。

さすがに変わってしまったものも多いらしいですが、小学生時代のすずめがタイヤを転がす遊びをする階段とかはまだ残っているそうなので、いつか行きたいです。

 

今回はここまで。

また次回!