とても興味深い論文の要約を見つけました。


少年院に入っていた子が復学する時に

学校への希望と自分が抱えている問題(不安に思っていること)を

手紙にして先生に渡すと

次の学期までの再犯率が69%→29%に減ったよという研究。


https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/09567976211013801 


子供の不安と先生側の偏見を減らして

学校からの支援を引き出すことができたからですよね。


この結果は

学校生活では不可欠な

人間関係を重視する手順が

どのように偏見を回避して

差別や偏見に直面している生徒にとって

学校をより支援的にするかを示してくれています。



この論文の面白いところは

少年院に行ったお子さんの復学

となっていますが

たとえば、不登校などからの復学でも

新しく入学する時

学年が上がる時など


何らかの問題や不安をを抱えている→復学


というのは同じというところです。


お子さんの心理状況としても

期待と不安があるのも一緒。


子供の気持ち、期待と不安を手紙で先生にお伝えすることで

先生側の不安や偏見や思い込みを減らして

子供が望む支援をしてくださるようになったからではないでしょうか。

それによって、子供の安心感が増して

通いやすくなり

先生も手応えを感じて

さらに理解を深めてくれる。

いい循環で回り始めるってことですよね。


子供が学校に復学し始めて

安心して学校に通えるルートにのれる可能性があることへのより大きな裏付けになっているなと思います。


より多くの良い結果を期待できて

より多くの愛と尊敬を感じることにつながると思います。


子供が小さかったり

うまく話せなかったりすると

親がその代弁をすることになりますよね。


その時、ついつい

不安なことや

今、抱えている問題だけを

先生にお伝えしがちですよね。


でも、子供は学校に行きたい気持ちがめばえてきているなら

きっと、期待していたり

楽しみにしている気持ちもあると思うんです。


そこを聞き出して

先生にお伝えすることが

実はとても大切なんじゃないかな

と思いました。


私も

全然顔を合わせてなくて

お話もできていないと

なんか大変そうやなあ〜!と

相手のことを

勝手に妄想しちゃうこともあります。


誰だってそうなりがちですよね。


できれば

紙などに箇条書きでもいいから書いて

先生にお渡しできれば

何度でも見てもらえますもんね。


まずは、希望を

後に課題を書く。


最初に抱えて困っている問題を書くと

誰だって

うわー!なんか大変そう!ガーン

って思いますよね。


でも

最初に明るい話題を伝えて

こんな希望、目的がある子なんだ!

とわかってもらえたら

後に続く困っている問題も

これをクリアしたら到達できる!

という課題に変わるんですよね。


問題を抱えた困った子

希望を胸に問題を乗り越えたい子


全然違いますよねラブ


抱えている不安や問題も


困ったこと

解決のヒント!


になるんですよねウインク



じゃあ、どうやったらクリアできるかな?

と思考が変わるんですよね。


ぜひ、試してみてくださいねウインク