この心の叫びもよく、親御さんからお聞きします笑い泣き

 

そのお気持ち、本当によくわかります。
我が家も入学当初は
学校内に特別支援の知識がある先生が0人でした。
支援級の先生も初めて支援級を持たれる先生なのに
特別支援コーディネーターも兼ねているという鉄壁ぶりでした。

お迎えに行くと

1日中教室にも入れず

靴箱のところで息子が絵本を読んでいました。

どういう事かお聞きした所
教室にはどうやって入れたらいいかわからないが
絵本は絶対に子供に良いと思うので。
というお答えでした。

 

保育所ではきちんと生活スタイルを確立させて
お当番ではみんなの出席を取って

職員室までもっていく事も出来ていた息子です。

区役所の子育て支援のスタッフさんたちの間でも
「ほっしーさんとこ、ヤバいらしいで」と噂がたつほどでした。

でも、なんと3か月で学校自体が

特別支援のモデル校になり
ありとあらゆる所から

学校に支援の手が入ってくださり

3年生現在もモデル校は継続中です。

息子は毎日楽しく学校にお世話になっています。
とくに3年生の1年間は

目を見張るほどの成長を見せてくれています。
 

なんで

そんなミラクルが起こったのかを

ご説明します。

 

 

ELM勇気づけ講座では

10章「あたりまえの価値を再確認する」
で詳しく触れているのですが
 

ペアレントトレーニング等でも
 

「注目した行動が増える」
 

という現象を聞いた事がある方もいらっしゃるかと思います。
 

子供の好ましい行動に注目すると
その行動がどんどん増えていき
結果的に
好ましくない行動が減るという現象です。

逆に、好ましくない行動に注目すると
その行動がどんどん増えていくんですね。

例えば、我が家の坊ちゃんは

ずっと爪を噛んでいたんですが
爪を噛むたびに

「あ!爪、噛まないでね!」

と毎回毎回、監視してるんかい!レベルで注意しても

全く減らないし爪はどんどん無くなり
さらに親はますます気になるんですね。

爪噛みの場合は代替え刺激があった方がいいので
爪を噛んでいる時は、ガムや別に噛んでよいものを渡して
爪を噛んでいた事については注意などはしません。
また、爪を噛んでいる時には共通の状況があるはずなのでそれも観察します。
我が家の場合は、「退屈、イライラしている」という場合によく噛んでいました。
その心理的原因の解消や代替え刺激を与える事もとても有効なんです。

が!

 

なかなか

爪噛みをやめられなかったんですね。

そこで上記にプラスして
爪を噛んでいる時に注意する事をやめました。

 

そして

爪を噛んでいない時に

「爪、噛んでないね。きれいに伸びるのお母さん楽しみだなおねがい
と声掛けをしました。

 

するとあら不思議!
我が家では数か月かかりましたが

3~4年やっていた爪噛みを卒業する事が出来ました。

おっと、話が遠回りしてしまいましたが


これは、身の回り全ての事に反映されています。


いいですか?

 

この世は

 

 

あなたが注目した行動が増えていきます


学校側に理解がない

 

と思うと

 

その事ばかりが目に付いて

学校は理解がない!と思うような出来事が

どんどん増えていき

負のスパイラルに巻き込まれていきます。

これは脳の特性の1つで

「こうだ」と思った事の証拠集めを

脳が自動的に始めてしまうからです。
(認知バイアスの一種で確証バイアスと言われたりしますね)

例えば、子供にワクチンを打つことに対して
〇と思っている人は

ネットで検索しても〇に関する裏付けになるような情報がたくさん出てきます。
逆もしかりです。

でも!全然学校に理解がないんですー!

という時にどうすればいいのか。

今、理解がない、と思っても

その中でも

「これは、理解がある!」という部分を

心のハードルを下げて見つけてください。

そうする事で

実際に学校側の理解も増えていきます。
 

例)学校に来ていいと言われている

子供用の教室も机も椅子もある

先生なのだから子供に教えるのが好きなはず
勉強を教える知識はプロ
先生なりに頑張ってくださっている

話は聞いてくれる

子供に挨拶をしてくれる

子供に話かけてくれている…等々


⇒見つけた部分は、先生にお礼として伝える

(例 いつも子供に笑顔で話しかけてくださってありがとうございます)
 

我が家の場合は上記に加えて
支援級の先生がスタート当初は知識はなかったかもしれませんが

先生としてのキャリアは沢山積まれていて

溢れるほどの熱意をお持ちでした。
息子にできる事はないかと本当に熱心に接してくださっていました。
ずっと教師をされていたプライドもお持ちだと思いますが
シロウトの母親の意見を聞いて取り入れてくださる事もたくさんありました。
「知識がないから、わからなくて理解がない」
という所にばかり注目していたら
不平不満ばかりが募っていたと思います。

サポートブックのお話も

1回目の約束の日は教頭先生が伝え忘れていて無くなり
学校側からの日取りの再考依頼もなく

こちらからまた頭を下げて日取りを決めたのに

15分位で「会議があるんで終わってください」と中断させられ
息子が学校の不手際でケガをしてしまい
「サポートブックは命に係わる話です!
どうして真剣に話を聞いてくださらないんですか?」

と涙ながらに訴えてやっと時間を取ってもらえました。

校門まで息子を送ると

靴箱まで連れていけない

と言うので

靴箱まで連れていき

教室まで行けない

というので

教室まで連れていき

体育館の集会に行けないというので

体育館まで連れていき

もちろん

教室まで連れて戻り

としていたら

毎日数時間学校に入り込んで

息子と先生の支援をしていました。

そんなスタートでも
支援級の先生は熱意がめっちゃある
話を聞いてくれと言ったらとりあえずは聞いてくれる
不手際に関しては隠蔽せずちゃんと話してくれる
私が学校に自由に何時間でも入る事を許してくれる
わからない事を私に聞いてくれる

等々

 

ほんま、なんでやねーん!

ぎぇええー!!!

と叫びながらも
それでも

ありがたい所がたくさんある!と思っていたので

毎日先生に

お世話になっています。

ありがとうございます。

お陰様で今日も息子は学校にこれました。

と言えました。

 

これは、結果的に

2か月ほど

毎日学校に入り込んで

先生の大変さを身近で見せていただた事も

とても大きいです。
先生方は休憩もほとんどなく

たくさんのお子さんをいっぺんに見て

本当にすごいお仕事です。
仕事は山積み、それでも必死に頑張ってくださっています。

学校には、学校に事情がある。

というのもよくわかりました。


 

いやいや、とは言え

ほっしーさんよ

ハードル低すぎやしませんか?!

 

と思われたそこのあなた!

 

 

これが

 

大事なんです!

ポイントは「ABC」


A:「たりまえ」と思うようなことも

 

B:カにしないで

 

C:ゃんと認める

当たり前の事に目を向けるという事は

 △×

 △×△

 △×

  ↓
〇〇〇〇〇

〇〇△×

△×△

〇〇△×

〇〇〇〇〇

 

本当はいっぱいある!
 

という事ですね。
 

当たり前な事なんて1つもない。
当たり前とスルーしている所に

再注目すると

良い所が見えてきます。

そこに注目できる習慣を持てれば
尊敬と感謝の気持ちが湧いてきます。

 

コツは

ほんま腹立つー!とか

なんでやねーん!と思う気持ちを

まず、自分で認めてあげる事。

 

そうだよね

なんでわかってくれへんのよー!って思うよね。
しんどいよね。

自分だって初めての事でわからない事ばっかりなのに

毎日本当によく頑張ってるよね。
お疲れ様!自分!

泣きたかったら泣いたらいいし
腹がったったら怒っていいんだよ。
って自分に言ってあげます。


でも、感情のままに学校側に不満を言うのは

お勧めしません。
区役所の子育て支援室などで毒を吐きましょう。

同じ学校の同級生の親御さんに言うのもオススメしません。
どこから学校側に話が漏れて

意図しない意味で伝わってしまう可能性があるからです。


まず、自分の辛い気持ちをしっかりと受け止めて

共感してあげる。

毒があるなら吐いていい場所で吐く。

そうしてから

冷静に良い所を見つけて行ってください。
そして見つけた良い所は

ノートや紙に書きだすといいですよ。

 

もう八方ふさがりよー!

という時ほど

理解がある!と思えるところを見つけて
湧いてきた感謝の気持ちを先生に伝えてみてくださいね。

あなたのその言葉は

先生の心に元気をあたえる事になるんですよ。
先生の心が元気になれば

お子さんへもその元気は伝わっていきます。

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

あなたの幸せをお祈りしています。