小林side





 今日はそこさくの収録や雑誌の撮影、ライブのリハーサルなど少々疲れる内容のスケジュールだった

最近はなにかとカロリーの高いお仕事が多く、疲労がどんどん溜まっている気がする


疲れているときはどうしても誰かに甘えたくなるからいつもはみいちゃんによく甘えている

でも今日は恋人に思いっきり甘やかしてもらいたい

そうと決まれば速く理佐の待っている家に帰ろう。


確か理佐は仕事が午前中までだったはずだから

きっとゴロゴロしているんだろうなとか

綺麗好きな理佐のことだから掃除とかもしててくれそうだなとか。

考えていたらあっという間に家に着いた


「ただいま」


合鍵を使って扉を開けると

リビングの方からバタバタと音がして理佐が走ってきた



『由依、おかえり

あのね、今日由依がいなくて寂しかった、』



ん?えっ、かわいい。

いつもは絶対にこんなこと言わないのに、珍しいな。

もしかして今日は理佐も甘えたい日なのかな。

私が甘えようと思っていたけど理佐も最近忙しかったから限界が来たのかも



「私も寂しかったよ」



『本当に?由依と一緒だ』



「ふふ…可愛い」



仕方ないから今日は私がたくさん甘やかしてやろう

と言うか私の彼女って本当にピュア

可愛いって言っただけでこんなに顔赤くするなんて。

甘やかし甲斐がありますね



「あっ、ご飯作らないとだね」



家事は基本的に役割り分担で

理佐は部屋の掃除や洗い物、私は料理や洗濯をしている



『え〜由依とまだ離れたくない

今日は理佐も一緒にやりたい。……だめ?』



えっ、可愛いすぎなんですけど私の彼女

こんなに可愛いお願いありますか。断れないに決まってるでしょ。一人称理佐になってるのもかわいい



「全然良いよ。むしろ今日は疲れてたから手伝ってくれると助かるな」



そういうと理佐はパァーっと目を輝かせて



「やった、ありがとう」と満面の笑みを浮かべる

反則だろその笑顔。

そろそろ顔面国宝に認定してもいいと思うんだけどな

何て思いながら料理の準備を始める



「由依ーこれどうやって切るの」



…可愛すぎて忘れてたわ理佐が料理出来ないの、



「うーんとこれはこうやって……こんな感じ!」



『……うーん、これ出来ない!他にすることないのー』



出た

飽き性

まあ、そこも理佐の魅力の一つなんだけど



「うーん他に……ないかも」



ほとんどの事は理佐ができそうにないものばかりでつい本音を言ってしまう


すると



『えーせっかく手伝おうと思ったのに!』



と言って顔をプクーと膨らませ私は不満ですよと言う顔をしている。かわいいな、本当に

頭を撫でてやると

もういい!由依にくっついてるもん、と言って背後から抱きついてくる



「えぇ〜危ないから離れててよぉ」



と言いつつ普通に嬉しくて、でもちょっと恥ずかしくて、

顔が熱くなる




『由依照れてる笑 かわいーね』




満更でもない私の様子に、先程の甘々な理佐とは打って変わって、余裕のある声色

あれ、いつの間にか形勢逆転してるんですけど









それからなんやかんやでご飯を作り終え、一緒に食べて、

今日はお風呂も一緒に入った。

あっという間に時間はすぎていって

気づけばもう日付が変わろうとしている。



「理佐、そろそろ寝よっか?」



『んー、由依抱っこー』



「しょうがないなぁ、笑 おいで」



目の焦点が合ってなくて、うとうとしている理佐を抱っこする。本当にご飯食べてるのかってくらいの細さにはもう慣れて、でもやっぱり、少しだけ心配する


そのまま寝室に向かい、理佐を優しくベッドに下ろす



「理佐」



なーに、と眠そうに目を擦りながら返事をする理佐の頭を撫でていつも通り、私の毎日の日課になっている言葉を言う





「いつもありがとう…大好きだよ」







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過去作を少しリメイクしたお話です

お読みいただかありがとうございました