どうも中田です。

 

 

 

今回のブログでは、

訪問マッサージで

認知症にアプローチをする方法です。

 

 

 

訪問マッサージは高齢者の方が対象になるので、

認知症を患っている方が多くいます。

 

 

 

認知症の対応をがっしかりできないで

訪問マッサージに臨むことは

危険です。

 

 

 

 

患者さん、ご家族さん、ケアマネさん

に信頼を得ることができないからです。

 

 

 

だから認知症の知識は必須です。

 

 

 

認知症だから、できない…。

それでは、次につながることはありません。

 

 

 

特に施設での訪問マッサージの依頼は、

認知症の割合が高くなります。

 

 

 

患者さんだけでなく、

入居者さんもいるので、

そのような人にも

しっかりとした対応ができないと

印象がよくないですよね。

 

 

 

だから認知症への対応は

訪問マッサージにおいて

大事なキーポイントになります。

 

 

 

認知症の対応が

できることで、

 

あなたの信頼残高は

一気に高まり

ケアマネさんも

 

またあなたに紹介してくなってきます。

 

 

 

 

ですから、ここでさくっと

学んでしまって

認知症の患者さんの対応を

しっかりできるようにしていきましょう。

 

 

 

 

いまあなたはリサーチして

このブログを見ているということですよね。

 

 

 

とても良い兆候です。

 

 

 

学ぶ意欲と、

もしかしたら、

今後あるかもしれないことを

学ぼうとすることは

とても大切なことです。

 

 

 

こういった在り方は、

必ずあなたを成功に

導いていきます。

 

 

 

 

訪問マッサージの認知症対応を

マスターすることで

あなたが訪問マッサージで成功することは

間違いありません。

 

 

 

 

ぜひ、学んでみてください。

 

 

 

 

  認知症とは?

 

 

ちなみに、認知症とは、

 

 

一度正常に達した認知機能

(記憶や判断を行う脳機能)が、

 

何らかの脳障害によって

脳の神経細胞のはたらきが

徐々に減退し、

 

認知機能が低下して

日常生活や社会生活に

支障が出るようになった状態をいい、

 

 

2025年には、約700万人、

5人に1人になると見込まれています。

 

 

認知症の病型

 

 

認知症はさまざまの原因で起こり、

いくつかの病型があります。

 

 

・アルツハイマー型認知症(50%~55%)

・レビー小体型認知症(15%~20%)

・脳血管型認知症(10%~15%)

 

 

認知症の予防・進行を遅らせる方法

 
 
ポイントは
 
「セロトニン」
 
です。
 
 
 
幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが
脳内で不足するとネガティブ思考、
不安になったりし、
精神のバランスが崩れ、
認知症が進行しやすくなります。
 
 
 
認知症の予防・進行を遅らせるカギは
「セロトニン」ということです。
 
 
 
セロトニンは、神経伝達物質であり、
精神を安定させる働きがあり、
体の機能を上げる幸せホルモンでもあります。
 
 

セロトニンが増やすには?

 
認知症の予防・進行を遅らせるキーである、
セロトニンを増やす方法を4つあります。
 
 
・朝日を浴びる
・食事
・腸内環境を整える
・運動
・人とのふれあい
 
 
 
それぞれを簡単に説明します。
 
 
 
・朝日を浴びる
 
 
日光を浴びると、目の網膜が太陽光に反応し、
セロトニンが分泌されます。
 
 
セロトニンの分泌量が増えると
夜間にメラトニンの分泌量が増えることで
 
 
夜に自然にねむりにつきやすくなります。
 
 
ちなみに
メラトニンは脳の松果体と呼ばれる部分から
分泌悦されるホルモンです。
 
 
体内時計に働きかけることで、
覚醒と睡眠を切り替えて、
自然な眠りに誘うさようがあり、
「睡眠ホルモン」と呼ばれています。
 
 
よって不眠症にも効果があります。
 
 
認知症のかたの生活リズムを整えることを考えても、
朝日を浴びてセロトニンを分泌させることは大切です。
 
 

 

・食事

 

 

セロトニンの材料は、必須アミノ酸のひとつである

「トリプトファン」です。

 

 

トリプトファンは、たんぱく質を構成する

アミノ酸の一つとして食品に含まれています。

 

 

体内で合成できないため、

食べ物からの摂取が欠かせません。

 

 

トリプトファンからセロトニンを作る過程で

ビタミン6も重要な役割を担っているため

ビタミン6も十分に摂取することが重要です。

 

 

トリプトファンは

豆腐、納豆などの大豆製品、

チーズ、ヨーグルトなどの乳製品、

バナバの多く含まれています。

 

 

 

ビタミンB6は

魚類、肉、バナナに多く含まれています。

 

 
 
・腸内環境を整える
 
 
セロトニンは腸で製造され
脳へと送られます。
 

 

体内にあるセロトニンの割合は、

90%が腸、8%が血液中、

そして脳内にはわずか2%。

 

 

腸と脳は密接な関係があり、

腸は第2の脳とも言われている。

だから、腸内環境を整える必要があります。

 

 

腸のマッサージとして

腹式呼吸がオススメです。

 

 

 

・運動

 

 

リズミカルな運動によって活性化されます。

 

 

最も基本的な運動としては、

 

歩行運動

食事の際の租借

意識的な呼吸

 

などがあります。

 

 

一定のリズムを刻む運動を反復して行うと

セロトニン神経を刺激して

覚醒状態を高める効果があります。

 

 

 

・グルーミング

 

 

グルーミングとは人やペットと触れ合う

スキンシップのことです。

 

 

グルーミングを行うと、

安心や幸福感を感じ、

愛情ホルモンとして知られる

オキシトシンが分泌され、

 

 

オキシトシンはセロトニンの分泌を

誘発する働きがあるため、

セロトニンが増えるのです。

 

 

 

 

  訪問マッサージでのアプローチ

 

 

 

では、訪問マッサージでアプローチの方法です。

 

 

 

セロトニンが認知症の進行を遅らせることは、

理解できたはずです。

 

 

 

そこで訪問マッサージで

アプローチするには、

 

先ほどお伝えした

 

・運動

・グルーミング

 

でアプローチできます。

 

 

 

運動は、

 

そのかたの身体レベルになりますが、

 

・歩行をする(補助しながら)

・深呼吸をする

・足踏み

 

などをやるといいです。

 

 

 

また、マッサージをやることで

触れ合うことになりますので

グルーミングの効果がでます。

 

 

マッサージのポイントは、

 

・患者さんが気持ちいいと感じること、

・呼吸を観る

・リズムを一定

 

そのあたりを意識するといいです。

 

 

・患者さんが気持ちいいと感じること

 

 

大事なことは、患者さんが求めている

マッサージをしてあげることです。

 

 

そのときに、

きつい表情になっていなか、

表情をチェックしてください。

 

 

秘技みたいのは必要ありません。

 

 

患者さんが望んでいるのなら、

ぜひ、秘技を披露してください。

 

 

・呼吸を観る

 

そして、呼吸を観ることも大事になります。

 

 

呼吸が早くなっていないか

深い呼吸になっているか

リズムがみだれていないか

 

 

そのあたりに気を配ってください。

 

 

呼吸が早かったり、

リズムが乱れていることは、

 

緊張しているからです。

 

 

また、深い一定の呼吸になることで、

リラックスしていきていることになります。

 

 

・リズムを一定

 

マッサージの圧のリズムを一定にすることで、

リラックス度があがってきます。

 

 

グー、グー、グーみたいなイメージです。

 

 

グー、グググー、グッーとかはダメです。

 

 

 

このあたりを意識すると

訪問マッサージでの認知症の患者さんに

喜ばれます。

 

 

 

 

  認知症の事例 こういうこともあります…

 

 

これはNakataの

認知症患者さんの事例です。

 

 

・気分屋

・できないことをできるといいはる

・本人しか見えないものがある

 

 

それぞれを説明しますね。

 

 

・気分屋

 

 

気分屋です。

 

訪問マッサージとして行ってみると、

 

やらないとか

何で来たんだとか、

知らないとか、

 

あります。

 

 

仕方ないことです。

 

 

この対応には根気がいります。

 

 

80代の男性 施設入居中の方で

訪問マッサージを始めたときは、

「やらない」と言うことがありました。

 

やらないときの表情はいつもと違う

険しい表情をしていました。

 

でも、あきらめずに

サラリーマン時代の話

大好きなゴルフの話

家族の話を聞いたり、

していると、

 

いつのもにか訪問マッサージを

やるようになってきました。

 

 

「今日はやらない」と言っても、

 

マッサージやる理由を説明すると、

「じゃあ、やるか」とかなり

休むことがなくなりました。

 

 

ポイントは

否定をしないことです。

 

 

本人のやらない理由があるので、

どうしてもダメな場合は

話しをよく聞いていくことで

 

 

信頼関係をつくっていくことから

はじめるといいでしょう。

 

 

認知症だから

そんなの関係ないと

いう人もいるかもしれないですが、

 

 

認知症だからこそ、

信頼関係がキーポイントになってきます。

 

 

ここを大事にしたからこそ、

今はそのかたと最高にいい関係です。

 

 

・できないことをできるといいはる

 

 

この方は

70代男性施設入居中でした。

 

 

「おれは歩けるんだ。

 病院でリハビリをやっていたんだよ。

 だから歩かせろ。家に帰る」

 

 

よく言っていました。

 

 

歩けないので、無理なんですが、

本人は歩けるといいはります。

 

 

僕は否定はしないので、

 

「じゃあ、〇〇さん、足の筋肉ががちがちです。

 まずはマッサージをして

 ほぐしてから歩きましょう。」

 

と言います。

 

 

そうすると、

 

「足ががちがちかあ…。

 よしわかった。マッサージの後に

 歩く」

 

と言ってくれます。

 

 

しっかりマッサージして身体がほぐれると

リラックスしてきます。

 

 

そうなると歩きたい、

だだをこねるのがなくなってきます。

 

 

どうしても、歩くと言い張るときは

しっかり補助をして

立つことをやってもらいます。

 

 

でも、立つこともできないので、

今はできないがわかってくるので、

あきらめます。

 

 

それでも、って人は、危険なので、

訪問マッサージは中止にした方がいいかもです。

 

 

ケガさせたら、あなたの評判にかかわりますからね。

 

 

 

・本人しか見えないものがある

 

 

80代女性 

 

ベットに寝ることを嫌がるので、

この方は車いす上での施術になります。

 

 

近くの椅子を指さしながら、

 

「あそこに赤ちゃんいるでしょ。 

 誰のあかちゃん?」

 

 

僕には見えないですが、

 

「そうですね。誰のでしょう?と答えると、

 

「困るなあ。赤ちゃんを置いて…」

 

 

僕は「本当ですね。困りますね」と答えます。

 

 

マッサージしていると、

いつのまにかそのことは忘れてしまいます。

 

 

マッサージのほうに集中が向いてくるように、

 

ここが凝ってますねえ、

何かやりましたか?

 

いい筋肉してますねえ。

何か運動してましたか?

 

 

とかいろいろと質問を

投げかけていくと、

 

 

過去の自分の話をしてくれます。

 

 

よって赤ちゃんのことは

忘れます。

 

 

認知症のかたは

よく過去の話をよくしますね。

 

 

高齢者の方が多いので、

 

戦争の話、

嫁姑問題の話

家族の話

故郷の話

 

などご苦労があったことを

良くしてくれることが多いです。

 

 

そのような話をしていくと、

だんだん話にのってくるようになります。

 

 

そうすると、

見えないものが見えるから

離れていきます。

 

 

マッサージが終わると、

「気持ちよかったよ~」って

言ってもらえます。

 

 

これは

マッサージ+話す

 

ことで身体の癒しと

感情の浄化もプラスされている証拠ですね。

 

 

人は話を聞いてもらいたい

欲求があるので、

話をよく聞くと

感情の浄化がうまれます。

 

 

これはおすすめですので、

認知症の方に限らず

やってみてください。

 

 

 

  まとめ

 

 

認知症とは

 

認知機能が低下して

日常生活や社会生活に

支障が出るようになった状態をいい、

 

2025年には、約700万人、

5人に1人になると見込まれています。

 

 

認知症の病型

 

・アルツハイマー型認知症(50%~55%)

・レビー小体型認知症(15%~20%)

・脳血管型認知症(10%~15%)

 

 

認知症の予防・進行を遅らせる方法

 
ポイントはセロトニン。
 
 
セロトニンが増やすには?
 
・朝日を浴びる
・食事
・腸内環境を整える
・運動
・人とのふれあい
 
 
訪問マッサージでのアプローチ

 

・運動

・グルーミング

 

運動は

 

・歩行をする(補助しながら)

・深呼吸をする

・足踏み

 

グルーミング

 

・マッサージ

 

マッサージのポイント

 患者さんにとって気持ちいいこと

 呼吸を観る

 リズムを一定


 

最後に

 
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
 
 
 
認知症の患者さんに対する
訪問マッサージのアプローチ法を
理解できましたでしょうか?
 
 
せっかくの得た知識です。
 
 
 
この知識を自分の力にしてください。
 
 
 
それでこそ、
始めて知識が力になります。
 
 
 
インプットとアウトプットでワンセットです。
 
 
 
これを陽明学で
 
知行合一
 
といいます。
 
 
 
 
僕の好きな言葉であり、
常に意識している言葉です。
 
 
 
できないは知らないと
パーフェクトイコールということです。
 
 
 
あなたが実践で認知症の患者さんに
今回の知識をいかすことができて
はじめて知ったということです。
 
 
 
 
この意識、
知行合一
でやっていきましょう。
 
 
 
ここを意識してやっていけば、
きっとあなたは訪問マッサージで成功します。
 
 
 
 
では、また!