時は9月の上旬、雑多だった蝉の鳴き声が、ツクツクボウシのそれ一色になってまいりました。


「塾屋の書架」を名乗っていながら、半分ほどは本について書かないひどい回です。


このブログを始める際には、世界史趣味の人たちが、私が発信したものについて、何か共感してくれたらいいなあというホンワリした考えから始まりました。


しかし更新頻度からも分かる通り、ちゃんとした文章を書こうとすると億劫になるのであります。


それに対してひどく落ち込んだり、何も続かない三日坊主、いや厳密には三日も続いていないことについてまた嫌になって足が遠のくという負のスパイラルに陥っておりました。



頭の固すぎる私はそこで気づきます。
(あれ、これって趣味じゃね?別に自分の好きなこと書いたらよくね??)
って。


というわけで、今後私の文章はチラシの裏に書く雑文の様相を呈します。誰にみられているわけでもないのに宣言しなければスタイルを変えることのできない小心者は、こうして前に進んでいくのであります。


さて、「書架」ですから一応自分の心に残った本を紹介します。長すぎる前置きなぞ時間の無駄でしかない。


今回紹介するのは
「アルケミスト〜夢を旅した少年〜」




作者はパウロ・コエーリョというブラジルの小説家であります。


これがもう王道中の王道な冒険小説。星の王子様を彷彿とさせる魅力がありました。


錬金術や、砂漠、宝石の描写など、アラビアンナイト的な世界観が好きな人は虜になるでしょう。


現に私は今マリ王国をはじめとする、黄金や塩や象牙の交易を扱った物語や新書を求めて彷徨っておりましたところ、本書に出会ってサクサクザクザクと読み進めるほどハマっております。


今更感はありますが、あの秘宝を求めて右往左往する冒険家や、それを阻む試練の神秘、広大な砂漠や荒れ地を支配する王国、オアシスを中心とした贅の限りを尽くした建造物などは、いつまでも私たちを魅了してやまないのではないでしょうか。


今は本屋にて、私は「交易の世界史」を買おうと思っております。これまた面白そうな貿易を扱った文庫なので、ブログで扱いたいなあと思う次第。


また更新いたします。