ここ数年、いわゆる外国人風ヘアなどが定番のジャンルになっていますが、そもそも外国人風とはなんでしょうか?
日本では、主にハイライトなどのカラーリングを施し、アイロンを使い柔らく見えるようにスタイリングしたヘアスタイルの事を指すと思います。
日本では特に社会人の方達は髪型やヘアカラーにある程度の制限がある場合が多く、欧米人の様にブロンドヘアーができる環境の方はそもそも多くはないのが現状です。
そして髪質の違いもあります。
欧米人の方は、元々の髪が細くシルクのような質感でしなやかです。
繊細に見えますが、薬剤が効きにくいという特徴があります。
よってアメリカなど現地のサロンでは日本の倍近い強さの薬剤が日常的に使用される場合が多いです。
アジア人がふらっと現地のサロンによって、髪をやると思い通りの仕上がりになるかは、蓋をあけてみないとわからない、または失敗する場合も多いようです。
その逆もしかり日本で定められた薬剤の範囲内で、欧米人の満足するヘアカラーを施すのは難しい場合も多いようです。
文化の違い、それに伴って発展していった技術の違い、あとは薬剤の違いもあります。日本で行われているのはあくまで "外国人カラー" では無く、"外国人風カラー" になるのはある意味では仕方がないのかもしれません。
そういった意味では日本のヘアカラーは、日々独自の進化を遂げているといえるのではないでしょうか?