ある日の告別式でお花入れの際に、40代の女性の方が

故人様のお写真やその他ご家族、親せきの方が写っている

お写真をお納めしようとした時に、



70歳を超える葬儀社の方が、


「お写真に写ってる方を故人様が連れてってしまう

という、迷信があるのでやめたほうがよろしいかと・・」といいました



あるお婆ちゃまが、「ほら、連れてっちゃうってやめなさい!」

と大きな声で叱りました



40代の方は、「そんな、だって・・・」と困ってしまい、


またそのお婆ちゃまは大きな声で叱りつけ、40代の女性の方は

「なにもこんな時にそんな言い方しなくても・・」と、言ったんです



私は、父の時に家族の写真を納めましたし、父の友人は

こぞって一緒に撮ったお写真を納めてくれたのが、

私にはとても優しく感じたのをおぼえています



もちろんその迷信のことは知っていました



でも、どこからその迷信がきたのか知りませんし、なんで自分の

身内が自分勝手にも生きている人間を連れてっていってしまうのか

理由を聞きたいぐらいだと思っていました



もちろん、地域によって決まり事やしきたり慣習などあると

思いますが、ご遺族がしたい事を中断させてまでお話しする

迷信って何だ? と感じました ショック!



葬儀にまつわる迷信はたくさんありますが、みなさんは

どう思いますか?


雪の結晶 雪の結晶 雪の結晶


私の仕事に関わらず、葬儀業界にいる方はほとんど

耳にしたことがあると思う、


「ヒゲはのびるのか?」 という質問




もちろん、おヒゲはのびません ヒツジ





が、





おヒゲを剃ったお爺ちゃんに、「きれいになってよかったね~」

と喜んでいるお婆ちゃんにその質問をされても、

生物学的に淡々と説明するほど、私は心無いわけではない





だからといって、うちのお爺ちゃんをお化粧した人が

ヒゲはのびますって言ってたわ~と、言われたら、

さすがに、「違います」と言いたくなります 得意げ





でも、50代ぐらいの紳士的な男性に聞かれて、言葉を

選びながら答えて 「なるほどーひらめき電球」 と何年も蓄積された

疑問が今明らかになった、って顔をされると

説明して良かった、と思ったりもします





相手によりけり、ですけどね~ ・・・




生命の神秘は、都市伝説化しつつあるわけです 虹


「れいちゃん、いまどこ?」 と昨日今日と二日連続で

友人からの突然の電話 電話



昨日はたまたまお化粧直しをしていた式場で、

今日はたまたまお仕事が終わって家に帰り一息ついたところで、



交通事故に合われたおじいちゃま、

目とお口がぽっかり開いてしまったおしいちゃま、



お通夜開式の1時間半前のご依頼ででした ショック!

ご自宅にご安置されていたと聞いてこれまたビックリ 叫び



二家族とも、きれいになったおじいちゃまとのご対面で

良かった良かった、って泣いてらっしゃいました しょぼん



もらい泣きをしながらも、なんだか強い罪悪感を

感じながら家に戻ってきました。。。。



もちろん、今は家族葬や火葬のみが増えて、1件の単価も下がって

いて葬儀社の方々も大変だとか・・・


それでも、ご納棺やお顔をきれいにして差し上げての

ご遺族とのご対面は、とても大きな役割があると思います ビックリマーク



昨日の方は、事故でお顔に大きな絆創膏が2枚、その下は切り傷

と内出血で真っ黒になっていましたし、顎バンドがそのままで、お口は

開けっ放しでした・・・汗 



今日の故人様はご納棺の時に、小さなお孫さんたちが

目を見開いて口があいてしまってるおじいちゃまを怖いと

泣きじゃくってたそうです・・・汗



おじいちゃまやご家族の気持ちを考えると、胸が痛くて・・

是非、ご家族の気持ちを一歩先で考えていただきたいです 天使



父の納骨が済んで、そろそろ1か月になります 星



実は、うちのお墓の石が少々変わっていて普通の墓石より

柔らかいらしいのですが・・・


れいのあたし道

父は無宗教ですので、戒名はありませんが

母としては、名前を墓石の後ろに彫りたいそうで、


墓石屋さんには、敷地内に名前を彫るように石を立てた

方が良いと提案していただきました ひらめき電球



母は、全員分の名前を彫ろうとして、手始めに過去帳作りから

始めることにしました メモ



そこの霊園の方にお願いをしに行った母が、霊園の方に

逆にお願いされたんだけどというお話で、


「霊園の条例が変わってしまったので、次に納骨される方の時には

墓石の高さを変更してください。 すなわち、今ある墓石の頭の部分

を条例の高さに合わせて切って下さい」 とのこと・・・・



母が、次って・・・・私の時よね~ と オバケ



お墓の高さが高いからといって、頭を切れって・・・・・


もし母の時に言われたらおそらく対処していくのは、私か弟で~


でも、自分の家のお墓の頭の部分なんて切れないですよねー ねこへび



もう昔からあるお墓は、勘弁してもらいたいです 汗汗汗





残暑まっただ中ですね! 晴れ晴れ晴れ



アメリカでエンバーマーとして働いていた頃から、

mixi、Facebook、そしてアメブロを通して多くの方から

メッセージをいただきました 手紙



それは、エンバーミングへの疑問やエンバーマー

を目指す方、そして葬祭業への転職をお考えの方

などなど



私自身お勉強させていただいたり、励ましていただいたり、

とてもありがたく感じています 音譜



でもいっつも言い忘れてしまうので、今日のブログに

書いておこうひらめき電球 と思います




エンバーミングは、遺体保全の万能方法ではありません



そして、ご遺体に携わる納棺師や死化粧師はなにも

すごいお仕事をしているわけではありません




どんなお仕事も大変ですよね ハチ



葬儀社の方が、故人様のため、そして悲しい想いをされてるご遺族

のために優しくて温かい葬儀という「輪」を作り、自然とその輪の

一部を補うべく色々な職種の方が協力をしています 星



それは、宗教家の方、司会者の方、セレモニーレディの方、寝台車さん、

幕屋さん、テント屋さん、返礼品屋さん、霊柩車の運転手さん、

バスの運転手さん、花屋さん、盛モノ屋さん、配膳さん、受付の方、

数え上げたらきりがないほどです 走る人(抜けてたらごめんなさい)



そんな中の一員として、私たちエンバーマーや納棺師、死化粧師

がいます 



是非、そのことを忘れず頑張ってください 虹 虹 虹