以下主な登場人物
祖母：災厄レベルのモンスター
母 ：30年に渡る攻撃を受け続け瀕死状態で私のアパートへ離脱
父 ：毎日モンスターと勝てないバトルを繰り返さないといけない戦士
妹 ：土日にモンスターと戦う戦士
私 ：水土日にモンスターと戦うキ〇ガイな鬼（名づけ祖母）
前回の続き。
目にとまった「開運ブレスレット」の文字。
サイトに飛ぶと魔術アクセサリーのサイトでした。
ブレスレットの詳細を見ると、購入するときに願い事を備考欄に書くというものでした。
値段も2万くらいするし魔術なんて胡散臭い…と思いながらこんなものでも縋りたかった私は、
【祖母を家族から離したい】と書いて購入しました。
アクセサリーに2万なんて今まで使ったことなかったのに。
さすがに〇んでほしいとは書けなかった
数日で届いたそれは、綺麗な色のストーンブレスレット。
ストーン系は好きで、職場で付けていても何も言われないので平日休日ずっと身に着けていました。
すると驚きの展開が…
身に着けて2か月くらい経ったとき、父親から連絡が来て
「婆ちゃん、デイサービス行くことになったから」
ええええぇぇぇぇぇえええ！？！？！？！？！
たまたまニューオープンするデイサービスのチラシが入っててそれを見た祖母が「楽しそう」といったのが始まり。
その言葉を聞き逃さず近くにいた妹が連続攻撃【おだて・賞賛】で施設を誉めまくり、祖母にこういう場所がいかに素晴らしいものかを説き、とりあえずお試し体験してみることに。
あれだけそういった施設にいくのは嫌だと言っていたのに驚きです。
お試しの結果…正式に申し込みしました。
ニューオープンな施設なので古株いないし、派閥もない。
今入れば自分が古株。
そういう思いもあったと思います。
こっちとしては理由なんてどうでもいい。入ってくれるのなら。
たかがデイサービスじゃんって思う方もいるでしょう。
それは違います。
今まではボスが常に出現していて、必ずバトルしなければいけない状態でした。
ポーションもない必殺技もない状態で毎日バトル…それが週2日（火・土）ボスが姿を消すのです。
もちろん姿を消すといっても16時頃には出現します。
でも！
ボスのいない穏やかなひと時…これがどんなに心を軽くするか。
一時的とはいえ『祖母を家族から離したい』という願いが叶ったのです。
しかも効果はそれで終わりません。
人間は強欲なので、それに慣れてくるともっとイイモノが欲しくなります。
ここでいうイイモノとは施設入居です。しかしこれはハードルが高い。
なんせ基本ずっと施設で生活するってことですから。
デイサービスの人に相談すると役場でケアマネージャーについて聞くことを勧められました。
父に動いてもらいケアマネという盾を手に入れ、盾で祖母からの直接攻撃を防ぎつつ時期をうかがいます。
そしてついに長い長い戦いに終止符が…！！
モンスターボール【施設に入ろう！】成功です！！！！
なぜ入居までいけたかというと、盾（ケアマネ）のおかげです。
ケアマネがそれらしい理由をつけて祖母に病院で検査することを了承させ、
要支援の認定をもらうことができたんです。
さらに日中は全員仕事で不在なので、祖母に何かあっても対処できない！心配！などとそれらしい理由で説得してもらいました。やっぱりプロは違うわ。
ただ、信じられないことに病院で検査しても認知症の症状はハッキリ確認できず…
あの日々の攻撃力とHPの高さは通常状態ってことぉ！？
もちろん仲間にはしません。
速攻ポケセン（サ高住）行きです。
常にバイキルト＆混乱状態のモンスターなんて怖くて連れていけない。
今現在も祖母はポケセン（サ高住）にいます。
さらに要支援から要介護になりました。
お試し体験したデイサービスを気に入っているので、施設から週3で通っています。
必要なものがあれば父が施設に持って行くって感じです。
瀕死状態だった母も回復し、今は父と一緒に暮らしています。
心に負った傷が癒えることはないと思いますし、母の結婚生活は不幸でしたが
少しでも幸せになってくれたらなぁと思います（孫は抱かせられませんが）
祖母の施設入居の流れが全てこのアクセサリーのおかげとは思いませんが、
タイミングがドンピシャすぎてちょっと信じてしまいました。
魔術アクセサリーなので明るく可愛らしいデザインというよりは暗く重いデザインが多いです。
ネックレスやピアス、ブレスレット、香水など色々あって、
【金運
】【恋愛
】【開運
】【呪
】などのカテゴリーに分かれているので
買う買わないはさておき見るのも一興かもしれません。
値段も1万円超えがフツーです。
LINE登録するとけっこう頻繁に30％オフクーポンが届きます。
ここまで書くとサイトにピンとくる方もいるかもしれませんね
」って気合入ってて面白かった。
って思ってたらトドメに27万円入金されてて
こーわっ
ありがてぇ
