投資信託は何から始めたらいいか分からないという方もいらっしゃいます。


そんなときには近くの金融機関で相談されるケースも多いと思いますが、金融機関から紹介されるファンドが本当にいいものか心配になるケースもありますよね。

「よく利用されてますよ」という説明に、みんなが利用してるから、と申し込みをしてしまう。


そんなときには、こんなところから確認してはどうでしょうか?


例えば純資産総額。

長期に渡って利用されているのであれば、その投資信託の純資産総額は順調に増えているはずです。

(多くのつみたてNISAファンドが純資産総額を順調に増やしているはずです。)

純資産総額が増えれば、コスト負担も少なくでき、信託報酬の引き下げにつながるかもしれません。


実際につみたてNISA専用ファンドの中には、ファンドの純資産総額の増加に伴って信託報酬を下げているファンドも出てきています。


一方、金融期間がおすすめするファンドの中には、最初に純資産総額が大幅に増加し、その後減少しているものも結構あります。

これは、『新商品』ということで紹介したものが、長続きしていない可能性があります。

これは、長期投資には向かないファンドということになります。


金融庁が問題にしたのは、こうした長期投資に向かないようなファンドを紹介しては、新しいファンドを紹介し、その都度手数料の高いファンドで手数料を稼ぐ手法でした。


金融機関の職員が商品を案内したら、「このファンドの資産は減少しているみたいですが、これはなぜですか?運用結果がうまく行っていないのですか?それとも解約者が増えているのですか?」と聞いてみましょう。

前者であれば儲からない可能性があり、後者であればそのファンドのブームが去っている可能性があります。