グータラ父親の連帯保証を請求された3兄弟 | はっぴー相続研究所(世田谷)

グータラ父親の連帯保証を請求された3兄弟


めくるめく午後の相続劇場 第3話

『グータラ父親の連帯保証を請求された3兄弟』


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


妻と子供3人を持つ父親・健太郎は

定職につかず、ギャンブル・酒におぼれ

妻子に暴力を振るう最低な父親でありました。



長男・一郎はそんな父親に愛想をつかし家出し、

妻の愛子も続くように、ほかの子供、次郎と三郎をつれて

家を出て、その後、この夫婦は離婚しました。



10年後、グータラ健太郎は飲み友達のマサシの借金の

連帯保証人になってしまい、マサシが返済しなかったので

マチ金屋から貸金返還請求訴訟を起こされてしまいました。

が、訴訟から3年後、グータラ人生の強運が味方したのか

健太郎はこの世を旅立ってしまいます。



妻子と絶縁状態になった後、健太郎は生活保護を受けながら

独身で生活しておりましたが、

一郎は、グータラ健太郎の見舞いに行き

臨終にも立ち会い、長男としての責任を果たしました。



健太郎の死から1年たった頃、

一郎のところに、マチ金屋が現れました。

健太郎の連帯保証債務を、相続人である一郎・次郎・三郎に

請求しに来たのです。


ドクロ 「おめーの親父の借金、返してもらおうかぁ」

男の子 「借金の事なんて聞いてません!」

ドクロ 「お兄ちゃん、こっちは訴訟も起こしてんだぜぇ」

男の子 「そんなこと言われたって・・・」


一郎は、健太郎から資産・負債の説明も聞いてなく、

ましてや訴訟のことも知らされていませんでした。



すでに健太郎の死亡から1年経っていますが、

一郎・次郎・三郎は、相続を放棄できるでしょうか?



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



この相続放棄は認められたのか?

答えは・・・次回にお届けします。



研究員 ひさこ