↑続きです
入試前日、ネギ坊主が突然、
お茶が入ったコップを落とし、
ビッシャーン💦
ってなりました。
「なんか手がすべったわ」
「すべったって、またこれ入試前日に!」
(家族一同)アハハハハハハハ
…ダメだこりゃ🫠
X高校一般入試の受験番号は837
8はあるけど好きじゃない奇数。
とはいえ、大好きな偶数の482でもダメだったわけですから?
837ってどうなん?
と聞いてきた我が家の岡田あーみんに
どうもこうも。
ただの受験番号やろ。
ってピリピリした感じで答えました。
(それもそうやなって返事が来た)
そのあーみんにまた
当日ついてってくれと言われ
もう2回目やん、1人で行けるやん
と思いましたが
結局ついていくことに。
我が家から最寄り駅まで
電車の時間には余裕を持って出てるのに
ネギ坊主の足が速すぎて必死に歩いて12分。
X高校の最寄駅からまた
速すぎるネギ坊主の後ろを必死に歩いて20分くらい。
雨で傘もさしているし、もうほんと必死。
あんた彼女と歩くときは
もうちょいゆっくり歩きなさいよ
ってすごく言いたいところだったけど
今、それを言うタイミングではないと思い、
グッとこらえたわたしは少し大人になったと思います。
前回と同じ場所で立ち止まり、
ゼーゼー言いながら
頑張ってね!🤛
頑張ってね!!🤛
って何故か2回言って、
また姿が見えなくなるまで見送りました。
そのあと、今回は他の受験生からX高校への道を尋ねられることはなく。
また20分くらい歩き、そのあとゆっくりと15分かけて自宅に着きました。
朝からまあまあのスピードでまあまあのトータル時間歩いたからでしょうね。
夜にiPhoneから
今朝のウォーキングはどうでしたか?
って通知が来たわ。
どうって…
息子が女性と歩くときはもっとゆっくり歩いてほしいなって思いましたよ?
そしてそのまま、息子が試験を頑張ってる最中
わたしはお決まりの昼寝をして帰りを待ちます。
帰宅したネギ坊主は
数学がまあまあできたかもしれん
と言ってきました。
あんたがまあまあできたってことは
他の子はもっとできとんねん。
何点以上で合格ならええけど
そうじゃないねんから。
これはもう、口に出してしまいました。
晴れて?
受験が終わったネギ坊主。
合格発表までは1週間ありますが
入試当日の夕方からクソほど遊び倒すネギ坊主。
推薦の合格発表は入試5日後でしたが
今回は1週間。
でもマジで諦めてたのでドキドキしない1週間。
この期間しんどー!みたいなのはなかったです。
それよりも不合格だった場合、
Z学園にその日に入学金やら諸費用やら大金を振り込まないといけない。
そんなフットワーク軽く動けるのかしら?
それが心配で心配で😟
そして心配なくせに合計いくらかかるのか
怖くて計算もしないわたし。
いくらかかるのか知りたくもない。
世の中、知らない方が幸せなことはたくさんあるでしょ?
(いや知っとけよ)
合格発表当日。
推薦のときはオレンジがラッキーアイテムとかで
わざわざオレンジのブラウス着て行ったけど、
ラッキーでもなんでもあれへん、
家に着いて速攻で脱ぎ捨てたわ。
んじゃ今日はどうしようか?
わたしはめんどくさい性格なので、
合格発表の日に着てた服だなこれ🥺
って孫の代まで思い出したりします。
その服着たり見るたびに苦い思い出が蘇る。
オレンジのブラウスも見えない場所に置いてます。
帰宅して脱ぎ捨ててそのままゴミ箱に🗑️イン!
してもいいいくらいの、
クソどうでもいいダサい格好で行くことにしました。
合格発表は車で。
停めている駐車場から学校まではそんなに距離はないですが
すまないが歩くスピードを母に合わせてくれないか?
発表後の帰りのスピードは、特に頼む
とあらかじめ伝えておきました。
だってほんとにネギ坊主と歩くの辛い😭
今回も発表時刻になっても校舎の中に入れず
学校の周りを歩いていたのですが
前回のようにキャーッていう、叫び声が聞こえてこない。
あれ、発表の場所が違うのかね?
と2人で言いながら、校門を入りました。
前回は屋外での発表でしたが、
今回は体育館の中での発表ですとのこと。
何回もお邪魔して練習させてもらったあの体育館。
まさかこんなに遠い存在の場所になるとは😭
すでに発表を確認した親子たちがすれ違っていきます。
どの親子も表情を見ていたら
結果がどうだったのかすぐにわかります。
数分後、わたしたち親子はどっちの顔で戻ってくるんだろう。
「あの人たちダメだったな」って
思われる顔で戻って来ないようにしよう
合格者だけしかもらえない封筒は
「この大きなカバンに入ってますけど?」
って感じで歩いてやろう。
無意味にそんなことを思いました。
校門から体育館まで、まあまあ距離があるのですが
その景色がわたしはとても好きでした。
この景色を何回も見たかったな…
そう思いながら体育館に到着。
同じく推薦がダメだったバスケ仲間の子とすれ違いました。
彼は無表情。
何も聞けません。
(後で聞いたら合格してたそうです☺️)
体育館の入り口にバスケ部の顧問の先生が立ってらっしゃいましたが、
こっちに気づいていらっしゃらなかったので、そのまま挨拶せずに中へ。
推薦のときと違い、合格者数の数が多いため
どこに見当をつけて837を探し始めたらいいのか…
あ、
すぐに800番台を見つけました。
前回同様、目が悪いのに目当ての数字はすぐ見つけてしまうわたし。
「あっちだわ」
と指をさしてそこに向かって歩き始めた頃にはもう、
わたしは結果が見えていました。
「あ…ないやん」
ネギ坊主が言いました。
君は公文に何年も行ってたんじゃないのかね?
数字は見慣れてるのではないのかね?
あるやん
あるやん!!!!!
「うわぁ、あった!!」
ひっくり返るネギ坊主の声。
ネギ坊主がこんな興奮して叫ぶのなんて
ポケモンカードでレアなやつが出たときだけです。
どうしたらいいのかわからず
ヒゲダンスみたいな動きを
しばらく2人でしていました🥸
あんた、暗証番号0837にしたらええねん!
とか、わけのわからないことを
口走っていたと思います。
合格した人はこちらへ〜
書類の入ってる封筒をもらいに行きました。
「受験番号は?」
「837です」
「お名前ネギ坊主さんでお間違えないですか?」
「ないです!」
見間違いではなかった…😭
封筒もらえた…😭
封筒を受け取り、またヒゲダンスし始めたネギに
「写真撮るわ」
と↑の画像を撮ってたら、
横でカメラマンさんが、他の合格者親子を撮影していました。
そういやわたしも30年前の合格発表で
生徒会?新聞部?
なんだかわからない在校生にインタビューされ
勝手に写真を撮られ、
それが卒業アルバムに載ってたな。
めっちゃあどけなく笑ってたわ。
撮って!
撮って!!
ってカメラマンさんに
🤗🤗🤗
ってアピールしてたら、
それに気づいて、2人を撮ってくれました。
マスクをつけたままの撮影でしたが、
普段全くない、小さなわたしの目が
さらになくなっていたと思います。
クソダサい服装で着ていたことも忘れて。
そのあとは我に返りヒゲダンスもせず、
体育館入り口の顧問の先生にご挨拶。
…テンション高えな、この母親
と思われても今日はキニシナイ!
帰り道はとってもゆっくり。
そして電話で担任に連絡。
前回のダメでしたの報告より長電話。
そして車に乗り込むと中学のバスケ部の顧問の先生より電話があり。
おめでとう と
職員室がザワついているよ
との報告をいただきました笑
バスケ部全員、第一志望合格✨
2月の時点でみんな合格してて
ダメだったのうちだけだったから
気を遣わせちゃうかなって思ってたけど…
みんなおめでとう㊗️
良かった…🥹
あーみんにはジバニャンがクラッカーを鳴らすスタンプのみ押してLINE報告。
受かったの?
って返信来たけど
また同じスタンプ押すだけで返信報告終わり。
結局、ダメなときも合格したときも
帰り道のことは何も覚えてない。
(ドリカム「すき」の冒頭の歌詞みたいだな)
ただ車の中でネギ坊主が
他の中学のバスケ仲間のX高校受験生、
全員受かったみたい。
と嬉しそうに言ってたのだけ覚えています。
こんだけ今、心がヒゲダンスしていても
バスケを途中でリタイヤしてしまうかもしれないし、
高校は留年だってあります。
この喜びの気持ちは忘れちゃダメだけど
浮かれるのはほどほどに
これから始まる楽しくてしんどい高校生活を
大切な人生の一部となるよう
精一杯過ごしてほしいと思います。
また、早々とネギ坊主を合格させていただき、
我が家に安心感をくれたZ学園さま。
今回ご縁がありませんでしたが、
バスケの試合会場で何度もこれからお見かけし、
対戦することと思います。
よろしくお願いします、ありがとうございました✨
5回にもわたって長文を書いてしまいましたが
もう一度言います。
この受験物語は
受験に役立つ話は一切なく、
めちゃくちゃ勉強が出来ない子の第一志望が
なぜか倍率高くてしんどかったっていうお話でした😂😂
最後まで読んでいただき、ありがとうございました🙇♀️
そして…、本日3/28、
X高校にて入試の点数開示を求めました。
当日の試験、各科目何点取ったか、本人にのみ教えてもらえるんです。
数学できたって言ってたんちゃうんか!!
全科目その点数でよく受かったなあオイ!!!
終わり🩷
↓①②で使ったこの画像は
発表直後に2人で食べたお好み焼き。
ネギ坊主もギブアップするほど量多すぎた。