デ・キリコ展に行って来た。

どこかで見たことのある不思議な絵だね。

数年前に諸橋近代美術館で見たダリの作品と同じ系統。

シュルレアリスムっていうのかな。

無意識に存在する非日常を表現した絵って言うけど、頭で理解するのは難しいね。観て直感するのがシュルレアリスムの見方だと思う。

デ・キリコについてはマネキンを好んでモチーフにする形而上絵画という手法が他のシュルレアリストとの違いかな。

不思議な絵だけでなく、静物や肖像や風景画などバロック、印象派時代に回帰したような絵も描いていて溢れる才能のまま作品を制作していたんだろうね。

彫刻や舞台美術も展示されているよ。

10年ぶりの回顧展らしいけど、デ・キリコ生涯の創作活動全体を知ることの出来る展覧会だね。


8月29日まで東京都美術館で開催中。