今日は家族は仕事始め。
大学生も友達と遊びに行ったので、
午後からは片付けをしながら、フリマアプリ

に出したり、やっぱりBTSを見たり、

正月休み満喫中です。

今日、録画してあったNHKの
「未解決事件ファイル」と「バタフライ

エフェクト」を見ました。

未解決事件は「帝銀事件」。二夜にわたって

松本清張のドラマ仕立てのもの、そして第二部

のドキュメンタリーでした。帝銀事件とは

名前は知っていましたが、具体的な事件の

内容はよく知らず、私の中では国鉄総裁の事件と

ごちゃごちゃになっていました。(松本清張が

「日本の黒い霧」で国鉄総裁の事件を書いて

いるので区別がついていなかったと今回

ウィキペディアで調べて納得)

大悪を隠すために小悪を見過ごすような、

大きな権力には結局逆らえない日本の警察、

みたいな話、エルピスでもやってましたよね。


「バタフライエフェクト」は、様々な歴史的な

事件や出来事を、何年にもわたり、転換となる

時点で影響受けた人々に焦点を当てながら

ひもといていく番組です。

今回は「ロックが壊した冷戦の壁」。

ビートルズに象徴される「ものを言う若者」の

西側の音楽の衝撃を受けた東側の若者たちに

焦点を当てていく構成で、その過程では私も

同時代を生きてきて、ベルリンの壁の崩壊も

ニュースで見聞きしていたはずですが、よく

聞いていたデヴィッド・ボウイやヴェルヴェット・アンダーグラウンドが、東西の冷戦にそんなに

影響与えていたとは露ほども知らず、非常に

興味深く見ました。


番組の最後に、ドイツ初の女性首相であり、

元は東ドイツの出身であるメルケル首相が、

退任の式典の際に演奏してほしいと首相自らが

選んだ曲が、同世代で同じく東ドイツ出身

かつてテレビ討論の場で対立した、反骨の

女性シンガー、ニナ・ハーゲンの若き日の

ヒット曲「カラーフィルムを忘れたのね」で

あった、と言うラストシーンに、涙が

こみあげました。


番組の前半に、この曲は、独裁性に対する

反骨の曲であり、ニナ・ハーゲンが当局から

目をつけられるようになったきっかけでも

あったとあり、同じ時代をメルケル首相は

過ごしていて、政治家を志すきっかけになった

のも、サウナの帰りにたまたま行列に

ついて歩き西側へ行けたと言う出来事があった

から。まさに「バタフライエフェクト」です。


(興味を持たれた方、NHKプラスで期間限定で

見られると思います)